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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド


1.5.2 J2EEアプリケーションの開発手順

ここでは,J2EEアプリケーションの開発手順について説明します。J2EEアプリケーションの開発の流れ,参照先,および各工程で必要となるツールについて,次の図に示します。

このマニュアルで説明するJ2EEアプリケーションは,テストで組み込みデータベースを利用するため,組み込みデータベースも構築します。

図1‒11 組み込みデータベースとEJBを利用したJ2EEアプリケーション開発の流れ

[図データ]

各工程の概要を説明します。

  1. 開発環境のインストールおよびセットアップ

    J2EEアプリケーション開発に必要な環境を準備するために,次の作業を実施します。デバッグ環境のセットアップは,開発環境インスタントセットアップ機能およびEclipseセットアップ機能を使用して実行します。

    • デバッグ環境のセットアップ

    • Eclipseのインストールおよびセットアップ

    これらインストールおよびセットアップを実行したあと,開発環境を設定する必要があります。開発環境のインストールおよびセットアップについては,「2. インストールとセットアップ」を参照してください。

  2. データベースのテーブルの作成

    デバッグ環境で使用する組み込みデータベースのテーブルを作成します。組み込みデータベースのテーブルは,HiRDB SQL Executerを使用して作成します。組み込みデータベースのテーブルの作成については,「3. デバッグ環境で使用するデータベースのテーブルの作成」を参照してください。

  3. プロジェクトの作成・DDの作成

    Eclipseのプロジェクトである,動的Webプロジェクト,EJBプロジェクト,ユーティリティプロジェクト,エンタープライズアプリケーションプロジェクトを作成します。また,プロジェクトを作成するのと同時に,DDも作成します。各プロジェクトとDDの作成については,「4. Eclipseを使用したJ2EEアプリケーションの開発」を参照してください。

  4. 定義情報の編集

    作成するJ2EEアプリケーションの内容に合わせて,定義情報を編集します。編集する定義情報には,DDの定義情報とアプリケーションサーバ独自の定義情報があります。定義情報の編集については,「5. 定義情報の編集」を参照してください。

  5. J2EEアプリケーションのテスト

    Eclipseの機能を使って,開発環境でJ2EEアプリケーションのデプロイ,テスト,およびデバッグを実施します。J2EEアプリケーションのテストについては,「6. J2EEアプリケーションのテスト」を参照してください。

  6. 実行環境への配布

    開発したJ2EEアプリケーションをEclipseでビルドして,EARファイルを生成します。生成したEARファイルは,サーバ管理コマンドまたは運用管理ポータルを利用して,実行環境へ配布します。J2EEアプリケーションの実行環境への配布については,「7. 実行環境へのJ2EEアプリケーションの配布」を参照してください。