付録C.4 SessionBean1の実行手順(非永続版リソースアダプタの場合)
非永続版リソースアダプタの場合にSessionBean1をComponent Containerで実行する手順について説明します。
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サンプルアプリケーションの格納ディレクトリ(%HRMDIR%¥samples¥SessionBean1)をディレクトリごと任意の別ディレクトリにコピーしてください。以降ではコピーした先のSessionBean1ディレクトリを作業ディレクトリと呼びます。
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作業ディレクトリに移動します。
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実行ファイルの編集
deployApp.bat,testClient.batおよびunDeployApp.bat(UNIXの場合,それぞれdeployApp,testClientおよびunDeployApp)で定義されている環境変数SERVERNAMEをJ2EEサーバの名称と同じ値に修正します。
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コンパイル
- Windowsの場合
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compileBean.bat → compileClient.batの順に実行します。
- UNIXの場合
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compileBean → compileClientの順に実行します。
作業ディレクトリにjmssample1.earというJ2EEアプリケーション(アプリケーション名JMSSample1のEARファイル)が作成されます。
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サーバ管理コマンドで,Reliable Messagingのリソースアダプタをインポートします。Reliable Messagingの表示名は,デフォルトの"Cosminexus_Reliable_Messaging"から変更しないでください。
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リソースアダプタのプロパティを設定します。QueueMakeFileNameプロパティに,作業ディレクトリにあるキュー作成ファイルQueueMake.propertiesを完全パスで指定します。また,そのほかのプロパティも設定します。なお,QueueConfigFileNameプロパティの設定は不要です。プロパティの詳細については,「6. コンフィグレーションプロパティ」を参照してください。
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リソースアダプタをデプロイし,開始します。
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deployApp.bat(UNIXの場合,deployApp)を実行し,J2EEアプリケーション(JMSSample1)の(1)インポート,(2)設定,(3)開始,(4)アプリケーションの状態表示および(5)EJBのスタブおよびインタフェースファイルの取得を実行します。
(4)ではJ2EEアプリケーション(JMSSample1)の状態が"running"になっていることを確認できます。なお(1)〜(5)はそれぞれComponent Containerの(1)cjimportapp,(2)cjsetappprop,(3)cjstartapp,(4)cjlistappおよび(5)cjgetstubsjarコマンドをバッチファイル中で実行しています。
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testClient.bat(UNIXの場合,testClient)を実行します。
J2EEサーバを開始しているコンソール画面に"The message is: ******** sample put data JMSSample1 ********"が表示されることで実行を確認できます。