9.2.1 ローテーション方式の設定
ローテーション方式の設定では以下のローテーション形式,およびローテーションモードを設定できます。「ラップアラウンド形式,またはシフト形式」と「ファイルサイズモード,または時刻+ファイルサイズモード」の組み合わせをサポートします。
ローテーション形式およびローテーションモードの設定方法はApplication Serverの仕様に従います。詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「3. トラブルシューティングのための準備」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) ローテーション形式
(a) ラップアラウンド形式
ローテーションが発生した場合,出力ファイルを切り替えて,出力を継続します。規定の面数のトレースファイルに出力し終えた場合,ラップアラウンドし,出力を継続します。
(b) シフト形式
ローテーションが発生した場合,出力ファイルをシフト(リネーム)し,バックアップを行った後新しくファイルを作成し,出力を継続します。現在トレースを出力している最新ファイル名は固定となります。バックアップファイルが規定の面数を超えた場合,面番号が最も大きいバックアップファイルを削除します。
(2) ローテーションモード
(a) ファイルサイズモード
トレースファイルが最大サイズに達した場合に,出力ファイルのローテーションが発生します。
(b) 時刻+ファイルサイズモード
トレースファイルが最大サイズに達した場合,または時刻が毎日規定時刻に達した場合に,出力ファイルのローテーションが発生します。