8.3.7 hrmdelmsg(メッセージの削除)
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
hrmdelmsg 〔-f〕 {-a|-n メッセージ通番}〔-S システム名〕 キュー名
(2) 機能
キュー内のメッセージを削除します。
永続版リソースアダプタの場合,実行状態でこのコマンドを使用するときは-fオプションを指定してください。
非永続版リソースアダプタの場合,実行状態でこのコマンドを使用するときも-fオプションを指定する必要はありません。
(3) オプション
- -f
- -a
- -n メッセージ通番
-
〜<数字>((1〜65535))
削除するメッセージのメッセージ通番を指定します。
指定するメッセージ通番の上限値は,コマンド引数に指定したキューに定義された最大メッセージ数です。指定したメッセージ通番のメッセージがない場合はエラーが発生します。
-
永続版リソースアダプタの場合
コマンド引数に指定したキューの種類によって,指定できるメッセージ通番は異なります。詳細については,「8.3.7(5) 注意事項」を参照してください。
-
非永続版リソースアダプタの場合
非永続版リソースアダプタの場合,キューの種類による通番の違いはありません。
-
- -S システム名
-
〜<先頭が英字の1〜3文字の大文字英字または数字>
コマンドの操作対象となるシステム名(RMSystemNameプロパティ指定値)を指定します。
指定を省略した場合は,HRM_SYSTEM_NAME環境変数に指定したシステム名が設定されます。HRM_SYSTEM_NAME環境変数にもシステム名が指定されていないときはエラーが発生します。
(4) コマンド引数
- キュー名
-
〜<1〜20文字の識別子>
メッセージを削除するキューの名前を指定します。
指定したキューがない場合はエラーが発生します。
(5) 注意事項
-
実行状態でコマンドを実行する場合は,-fオプションを指定してください。ただし,タイミングによってはエラーが発生するおそれがあります。そのため,管理状態での実行をお勧めします。
-
設定できるオプションはキューの種類によって異なります。
hrmdelmsgコマンドで各キューに設定できるオプションを次の表に示します。
表8‒2 hrmdelmsgコマンドで各キューに設定できるオプション キューの種類
-fオプション
-aオプション
-nオプション
永続版
非永続版
永続版
非永続版
永続版
非永続版
ローカルキュー
○
△※1
○
○
○
○
受信用共用キュー
○
×
○
×
△※2
×
送信用共用キュー※3
×
×
×
×
×
×
転送キュー※4
○
×
○
×
×
×