8.1.6 リクエストタイムアウト値の変更
ユーザによって実行されたコマンドは,Reliable Messagingにリクエストを送信し,応答を待ちます。コマンドが応答を受け取れないときのリクエストタイムアウト値(単位:秒)について,ユーザは独自の値を設定できます。
Reliable Messagingのコマンドごとに,%HRMDIR%\binディレクトリにバッチファイル(Windowsの場合)またはシェルスクリプト(UNIXの場合)が提供されています。設定を変更する場合は,各コマンドのバッチファイルまたはシェルスクリプトを編集して次に示す行の右辺の数値を変更してください。
- Windowsの場合
set PROPS=%PROPS% -Dejbserver.rmi.request.timeout=0
- UNIXの場合
set PROPS="${PROPS} -Dejbserver.rmi.request.timeout=0"
0〜86400(単位:秒)の値を指定できます。デフォルトでは0が設定されています。
値を設定するときは,次に示す点に注意してください。
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値が小さいとコマンド入力直後にリクエストタイムアウトとなり,コマンドを正常に実行できないことがあります。
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0を指定するとタイムアウトしなくなります。コマンド実行時に長時間レスポンスがない場合は,強制的にコマンド処理を中断してください。CtrlキーとCキーを同時に押します。
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Reliable Messagingのバージョンアップや修正パッチを適用した場合,リクエストタイムアウト値は0で上書きされます。リクエストタイムアウト値を変更している場合は,値を設定し直してください。