6.2.7 RMStartTimeout = Reliable Messaging開始処理のタイムアウト時間
〜<数字:java.lang.Integer>((0〜600))《60》(単位:秒)
このプロパティを設定することで,Reliable Messagingの開始処理を待ち合わせる場合,タイムアウトが発生するまで待つことを避けることができます。
非永続版リソースアダプタの場合,開始処理でリトライするエラー要因がないため,このプロパティは使用しません。
Reliable Messagingの開始時に非同期に実行する復元処理(DBに格納されているキュー情報を読み込みキューを復元すること)が完了するまでReliable Messagingの開始を待ち合わせる場合,開始処理失敗時のリトライをタイムアウトする時間を指定します。このプロパティは,RMWaitRestorationプロパティがtrueで,かつキュー定義ファイルを使用しないときにだけ有効となります。それ以外のとき,このプロパティの設定値は無視されタイムアウトしません。
このプロパティの値は,Reliable MessagingやReliable Messagingを利用するアプリケーションを開始する場合,実行するコマンドなどがタイムアウトする時間よりも小さい値を指定することをお勧めします。値に0を指定したとき,Reliable Messagingの開始処理はタイムアウトしないため,開始処理が正常に完了する(非閉塞状態で開始し,KFRM01009-Iメッセージが出力される)まで待ち合わせます。
なお,実際にタイムアウトする時間は,指定した値よりも数秒遅れることがあります。
タイムアウト後,Reliable Messagingは開始処理のリトライを中止し,システム閉塞状態で開始するため,Reliable Messaging開始の待ち合わせは解除されます。この場合,Application ServerまたはReliable Messagingを停止し,正しい設定・環境で再度Reliable Messagingを開始してください。
Reliable Messagingが開始処理に失敗しリトライするエラー要因を次の表に示します。
トランザクションサポートレベル |
Reliable Messagingの開始時の環境 |
|
---|---|---|
Application Server再起動の延長の場合 |
Application Server起動状態の場合 |
|
XATransaction |
|
リトライするエラー要因はありません |
LocalTransaction, NoTransaction |
|
|
このプロパティは省略できます。