5.1.4 Reliable Messagingの状態遷移(非永続版リソースアダプタの場合)
アプリケーションサーバシステムにとって,Reliable Messagingには未デプロイ状態,デプロイ済み状態,およびリソースアダプタ開始状態の三つの状態があります。また,非永続版リソースアダプタを使用する場合,リソースアダプタ開始状態のReliable Messagingの内部状態として,実行状態,閉塞状態および開始中状態があります。なお,非永続版リソースアダプタには,管理状態はありません。
Reliable Messagingの状態について次に説明します。
- 実行状態
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アプリケーションにサービスを提供する状態です。
- 閉塞状態
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Reliable Messaging内部のメモリ状態不正などによって,処理の続行ができなくなった状態です。アプリケーションにサービスは提供されなくなります。
- 開始中状態
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リソースアダプタを開始して,実行状態に移行するまでの一時的な状態です。
- 〈この項の構成〉
(1) 状態遷移
非永続版リソースアダプタを使用する場合のReliable Messagingの状態遷移を次の図に示します。