2.7.4 DB Connector for Reliable Messaging連携時の注意事項
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Reliable Messagingが管理状態または閉塞状態のときには,DB Connector for Reliable Messagingを利用して,トランザクションマネジャでのトランザクションの利用はできません。
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DBだけを利用する場合は,通常のDB Connectorを利用してください。DB Connector for Reliable Messagingは,コネクション共有機能のオーバヘッドがあるため,性能が劣化します。
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DB Connector for Reliable Messagingを利用している場合,java.sql.ConnectionのsetAutoCommit()メソッドは利用できません。したがって,JDBC固有のトランザクション制御はできません。なお,コネクション共有を行い,トランザクションマネジャのトランザクションを利用していない場合,JDBCのコネクションはAutoCommit=trueとなります。また,JMSのQueueSessionはAUTO_ACKNOWLEDGEモードとなります。
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Oracleを利用してJDBCとJMSのアクセスを行う場合は,コネクション共有機能を使うことが前提となります。Reliable Messagingでは,同一DBに対して,異なるリソースアダプタとの間の2相コミットはできません。
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java.sql.Connectionからの生成物(例:java.sql.Statement)を,トランザクションの範囲を超えて使用することはできません。