2.6.2 メッセージセレクタ
QueueSession.createReceiver()またはcreateBrowser()メソッドの引数に,メッセージセレクタを指定できます。メッセージセレクタは,受信するメッセージの条件を指定するためのjava.lang.String型の構文です。受信側アプリケーションはメッセージセレクタを使用することによって,構文の条件に合うヘッダおよびプロパティの値を持つメッセージをキューから受信できます。
- 注意
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受信用共用キューからメッセージを受信または閲覧する場合は,メッセージセレクタは使用できません。
メッセージセレクタには,識別子,比較演算子,リテラルおよび論理演算子を組み合わせた構文を指定します。
- 〈この項の構成〉
(1) 識別子
次に示す識別子を指定できます。識別子は半角英字であり,大文字と小文字が区別されます。
不正な識別子を指定した場合はInvalidSelectorExceptionが発生します。
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ヘッダのJMSCorrelationID
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プロパティのJMSXGroupID
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プロパティのJMSXGroupSeq
(3) リテラル
指定できるリテラルは識別子によって異なります。各識別子に指定できるリテラルを次に示します。
不正なリテラルを指定した場合はInvalidSelectorExceptionが発生します。
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ヘッダのJMSCorrelationIDまたはプロパティのJMSXGroupIDの場合
文字列リテラルを指定できます。
文字列リテラルはアポストロフィ(')で囲んでください。文字列リテラルにアポストロフィ(')を含む場合はアポストロフィ(')を二つ記述します。例えば"literal's"を指定する場合は,次に示すとおり記述します。
'literal''s'
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プロパティのJMSXGroupSeqの場合
厳密な数値リテラルを指定できます。
数値リテラルは半角数字と半角記号です。intの範囲の値を指定できます。0以上の整数値(57,+62など)を指定してください。負数は指定しないでください。