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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


2.4.6 キュー間転送の互換通信

送信側システムと受信側システムのReliable Messagingのバージョンの違いによって,次のようにメッセージを送受信します。

Reliable Messagingのバージョンの違いによるメッセージの送受信の概要を次の図に示します。

図2‒22 Reliable Messagingのバージョンの違いによるメッセージの送受信の概要

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 送信するメッセージの形式の選択

送信側システムのReliable Messagingでは,受信側システムのReliable Messagingのバージョンのメッセージ形式に合わせて,次のように転送モードを選択します。

(2) 注意事項

(a) 01-02以前のバージョンのReliable Messagingと通信する場合

01-03以降のバージョンのReliable Messagingが01-02以前のバージョンのReliable Messagingとメッセージ送受信する場合の注意事項を次に示します。

  • 送信側システムのReliable Messagingのバージョンが01-03以降の場合

    互換モードの転送キューを使用してユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを送信する場合は,コンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。

  • 受信側システムのReliable Messagingのバージョンが01-03以降の場合

    01-02以前のバージョンのReliable Messagingからユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを受信する場合は,コンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。

(b) 01-03以降のバージョンのReliable Messagingと通信する場合

互換モードの転送キューを使用してユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを送信する場合は,コンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。

(c) 送受信できるReliable Messagingのバージョン

送受信できるReliable Messagingのバージョンを転送モードごとに次の表に示します。

表2‒4 送受信できるReliable Messagingのバージョン

送信側システムのReliable Messagingのバージョン

転送モード

受信側システムのReliable Messagingのバージョン

01-02以前

01-03以降

01-02以前

01-03以降

互換モード

通常モード

×

(凡例)

○:送受信できます。

△:送受信できます。ただし,ユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを送信する場合は,送信側システムおよび受信側システムでコンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。

×:送受信できません。

−:該当しません。