Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)


4.3 メール属性ファイル

メール属性ファイルは,次に示すDOCTYPE宣言を持ちます。

<!DOCTYPE hitachi-mail-property PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD Mail Property 7.1//EN' 'file:///<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/admin/dtds/hitachi-mail-property_7_1.dtd'>

メール属性ファイルは,次に示すタグを持つxmlファイルです。

タグ名

出現パターン

説明

<hitachi-mail-property>

1回

ルートタグ。

<description>

0または1回

設定情報についての説明。

<display-name>

1回

メール表示名。

1≦文字列長≦240

変更する場合,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),および次の特殊文字を使用できます。

スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),バーレン(()()),プラス(+),ハイフン(-),ピリオド(.),セミコロン(;),レスザン(<),グレーターザン(>),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)

ただし,次に示す名前は指定できません。

  • 先頭または末尾にピリオド(.)を付けた名前

  • ピリオド(.)だけの名前

また,先頭または末尾に半角スペースがある場合,エラーとならないで取り除かれて設定されます。

<from>

1回

送信者のメールアドレス。

<server>

1回

メールサーバのホスト名またはIPアドレス。

<runtime>

0または1回

<resource-external-property>

0回以上

<resource-external-property>の指定が複数あり,<optional-name>の設定値が同じ場合,一つにマージされます。その場合,警告メッセージ(KDJE37600-W)が出力され,後ろに定義された<resource-external-property>の<res-auth>や<res-sharing-scope>の値が有効になります。

<description>

0または1回

リソースの別名の説明。

<optional-name>

1回

リソースの別名。

設定する場合,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_)

,ハイフン(-),ピリオド(.),および階層区切り文字としてスラッシュ(/)が使用できます。

ただし,次の名前は指定できません。

  • 予約語である”HITACHI_EJB”(大文字・小文字を区別します)で始まる名前

  • 先頭または末尾に,スラッシュ(/)またはピリオド(.)を指定した名前

  • スラッシュ(/)だけ,またはピリオド(.)だけの名前

  • スラッシュ(/)が連続している名前

文字列の前後に空白,改行がある場合はエラーとなりませんが,取り除かれます。文字列の途中に空白,改行がある場合はエラーとなります。

同一リソース内に<resource-external-property>の指定が複数あり,<optional-name>の指定値がほかの<optional-name>の指定値の下位階層となるような関係の場合は,警告メッセージ(KDJE37602-W)が出力されます。

(例)

別名1:AAA

別名2:AAA/BBB

1≦文字列長≦255

<res-auth>

0または1回

リソースを使用するための認証元を,アプリケーション上で行うか,コンテナに任せるかの指定。

指定できる文字列を次に示します。

  • Application

  • Container

デフォルトはContainerです。

<res-sharing-scope>

0または1回

リソース接続を共有するかどうかの指定。

指定できる文字列を次に示します。

  • Shareable

  • Unshareable

デフォルトはShareableです。