Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)


3.4.1 Session Bean属性ファイルの指定内容

Session Bean属性ファイルは,次に示すDOCTYPE宣言を持ちます。

<!DOCTYPE hitachi-session-bean-property PUBLIC '-//Hitachi, Ltd.//DTD Session Bean Property 9.0//EN' 'file:///<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/admin/dtds/hitachi-session-bean-property_9_0.dtd'>

Session Bean属性ファイルは,次に示すタグを持つxmlファイルです。

なお,設定先のEJB-JARがDD(ejb-jar.xml)を保持していない場合,Session Bean属性ファイルのタグは変更できません。また,属性ファイルのバージョンは,以前のバージョンのものでも使用できます。

タグ名の欄にあるマニュアルの参照先には,そのタグの関連情報があります。マニュアル名に「アプリケーションサーバ」と記載されたマニュアルについては,名称を省略しています。

タグ名

出現パターン

説明

<hitachi-session-bean-property>

1回

ルートタグ。

<description>※1

0回以上※2

Session Beanの説明。※4,※8

<display-name>※1

1回以上※2

Session Beanの表示名。※4

xml:lang属性が"en"のdisplay-nameを必ず指定します。該当するリソースの表示名をコマンドの引数で指定する場合も,xml:lang属性が"en"のdisplay-nameを指定します。

1≦文字列長

指定できる文字の制限はありません。

文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合は,取り除かれて設定されます。

<icon>※1

0回以上※2

GUIツール上に表示されるSession Beanのアイコンの定義。※4,※8

<small-icon>

0または1回

スモールアイコン(16×16)のファイル名。※4,※8

<large-icon>

0または1回

ラージアイコン(32×32)のファイル名。※4,※8

<mapped-name>

0または1回

@Stateless,@Stateful,または@SingletonのmappedName属性に設定されているEnterprise Beanの別名。

<optional-name>タグまたは<local-optional-name>タグで別名が設定されている場合は,<optional-name>タグまたは<local-optional-name>タグに設定されている値が優先されます。

<optional-name>タグまたは<local-optional-name>タグに別名が設定されていない場合,デフォルトの別名として使用されます。※3,※8

<business-local>

0回以上

ローカルビジネスインタフェースを指定。※3,※4

<business-remote>

0回以上

リモートビジネスインタフェースを指定。※3,※4,※8

<session-type>

1回

Session Beanの種別。※3,※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Stateful

  • Stateless

  • Singleton

<around-invoke>

0回以上

around-invokeメソッドの定義。※3,※4,※8

<class>

0または1回

aroundinvokeメソッドが存在するクラスをパッケージ名から表示。※3,※4,※8

<method-name>

1回

around-invokeメソッドの名称。※3,※4,※8

<post-construct>

0回以上

post-constructメソッドの設定。※3,※4,※8

<lifecycle-callback-class>

0または1回

post-constructメソッドが存在するクラスをパッケージ名から表示。※3,※4,※8

<lifecycle-callback-method>

1回

post-constructメソッド名を表示。※3,※4,※8

<pre-destroy>

0回以上

pre-destroyメソッドの設定。※3,※4,※8

<lifecycle-callback-class>

0または1回

pre-destroyメソッドが存在するクラスをパッケージ名から表示。※3,※4

<lifecycle-callback-method>

1回

pre-destroyメソッド名を表示。※3,※4,※8

<post-activate>

0回以上

post-activateメソッドの設定。※3,※4,※8

session-typeがStatefulの場合だけ表示されます。

<lifecycle-callback-class>

0または1回

post-activateメソッドが存在するクラスをパッケージ名から表示。※3,※4,※8

<lifecycle-callback-method>

1回

post-activateメソッド名を表示。※3,※4,※8

<pre-passivate>

0回以上

pre-passivateメソッドの設定。※3,※4,※8

session-typeがStatefulの場合だけ表示されます。

<lifecycle-callback-class>

0または1回

pre-passivateメソッドが存在するクラスをパッケージ名から表示。※3,※4,※8

<lifecycle-callback-method>

1回

pre-passivateメソッド名を表示。※3,※4,※8

<timeout-method>

0または1回

timeoutメソッドの設定。※3,※4,※8

session-typeがStatelessまたはSingletonの場合だけ表示されます。

<method-name>

1回

timeoutメソッドの名称。※3,※4,※8

<method-params>

0または1回

timeoutメソッドの引数。※3,※4,※8

<method-param>

0回以上

timeoutメソッドの引数。※3,※4,※8

<init-method>

0回以上

initメソッドの設定。※3,※4,※8

session-typeがStatefulの場合だけ表示されます。

<create-method>

1回

createメソッドの設定。※3,※4,※8

<method-name>

1回

createメソッドの名称。※3,※4,※8

<method-params>

0または1回

createメソッドの引数。※3,※4,※8

<method-param>

0回以上

createメソッドの引数。※3,※4,※8

<bean-method>

1回

beanメソッドの設定。※3,※4,※8

<method-name>

1回

beanメソッドの名称。※3,※4,※8

<method-params>

0または1回

beanメソッドの引数。※3,※4,※8

<method-param>

0回以上

beanメソッドの引数。※3,※4,※8

<remove-method>

0回以上

removeメソッドの設定。※3,※4,※8

session-typeがStatefulの場合だけ表示されます。

<bean-method>

1回

beanメソッドの設定。※3,※4,※8

<method-name>

1回

beanメソッドの名称。※3,※4,※8

<method-params>

0または1回

beanメソッドの引数。※3,※4,※8

<method-param>

0回以上

beanメソッドの引数。※3,※4,※8

<retain-if-exception>

1回

アプリケーション例外で異常終了した場合に除去されるかどうかの指定。※3,※4,※8

表示される文字列を次に示します。

  • true(除去されない)

  • false(除去される)

<transaction-type>

1回

トランザクション管理種別。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Bean

  • Container

<env-entry>

0回以上

環境エントリについての定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

env-entryの説明。※4,※8

<env-entry-name>

1回

環境エントリの名称。※4,※8

<env-entry-type>

1回

環境エントリのデータ型。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • java.lang.Boolean

  • java.lang.Byte

  • java.lang.Short

  • java.lang.Integer

  • java.lang.Long

  • java.lang.Float

  • java.lang.Double

  • java.lang.String

  • java.lang.Character

<env-entry-value>

1回

環境エントリの値。※4,※8

env-entry-typeで指定した型に適合した値を指定します。env-entry-typeにjava.lang.String以外を指定した場合,空文字は指定できません。

<injection-target>

0回以上

Dependency Injectionの設定。※3,※4,※8

<injection-target-class>

1回

injectionの対象となるクラスの名称。※3,※4,※8

パッケージが定義されている場合は,そのパッケージから表示します。

<injection-target-name>

1回

指定したクラスのinjection対象となる識別子。※3,※4,※8

<ejb-ref>

0回以上

リモートインタフェースを持つEnterprise Beanへの参照情報についての定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

ejb-refの説明。※4,※8

<ejb-ref-name>

1回

ejb-refの名称。※4,※8

<ejb-ref-type>

1回

リンク先EJBの種別。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Entity

  • Session

<home>

1回

リンク先のホームインタフェースクラスの名称。※4,※8

<remote>

1回

リンク先のコンポーネントインタフェースクラスの名称。※4,※8

<ejb-link>

0または1回

リンク先のejb-name。※4,※8

ネーミングの切り替え機能でリンク先を設定する場合,次の形式で指定します。

corbaname::<名前空間のホスト名>:<名前空間のポート番号>#<EJBHomeオブジェクトリファレンスのJNDI名>

<injection-target>

0回以上

Dependency Injectionの設定。※3,※4,※8

<injection-target-class>

1回

injectionの対象となるクラスの名称。※3,※4,※8

パッケージが定義されている場合は,そのパッケージから表示します。

<injection-target-name>

1回

指定したクラスのinjection対象となる識別子。※3,※4,※8

<ejb-local-ref>

0回以上

EJB参照情報の設定。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

ejb-local-refの説明。※4,※8

<ejb-ref-name>

1回

ejb-local-refの名称。※4,※8

┃┃

<ejb-ref-type>

1回

リンク先EJBの種別。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Session

  • Entity

<local-home>

1回

リンク先のホームインタフェースクラスの名称。※4,※8

<local>

1回

リンク先のコンポーネントインタフェースクラスの名称。※4,※8

<ejb-link>

0または1回

リンク先のejb-name。※4,※8

<injection-target>

0回以上

Dependency Injectionの設定。※3,※4,※8

<injection-target-class>

1回

injectionの対象となるクラスの名称。※3,※4,※8

パッケージが定義されている場合は,そのパッケージから表示します。

<injection-target-name>

1回

指定したクラスのinjection対象となる識別子。※3,※4,※8

<security-role-ref>

0回以上

セキュリティロールについての定義。※4

<description>※1

0回以上※2

security-role-refの説明。※4,※8

<role-name>

1回

security-role-refの名称。※4,※8

<role-link>

0または1回

リンク先のセキュリティロール名。※4,※8

<security-identity>

0または1回

セキュリティアイデンティティについての定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

security-identityの説明。※4,※8

<use-caller-identity>

1回

実行時security-identityを使用するかどうかの指定。※4,※8

<use-caller-identity>と<run-as>のどちらか一つを指定します。なお,このタグは値を持ちません。

<run-as>

1回

実行時security-identityの定義情報。※4,※8

<use-caller-identity>と<run-as>のどちらか一つを指定します。

<description>※1

0回以上※2

実行時security-identityの説明。※4,※8

<run-as>を指定した場合だけ活性状態になります。

<role-name>

1回

実行時security-identityのroleの名称。※4,※8

<run-as>を指定した場合だけ活性状態になります。

<user-name>

1回

プリンシパル名。※5

<resource-ref>

0回以上

リソース参照についての定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

resource-refの説明。※4,※8

<res-ref-name>

1回

resource-refの名称。※4,※8

<res-type>

1回

リソース種別。※4,※8

指定可能な文字列は以下のとおり。

  • javax.mail.Session

  • javax.sql.DataSource

  • javax.jms.QueueConnectionFactory

  • javax.jms.ConnectionFactory

  • javax.resource.cci.ConnectionFactory

  • org.omg.CORBA_2_3.ORB(DDで定義しなくてもlookupできるリソース)

  • javax.jms.TopicConnectionFactory

参照先がConnector1.5のリソースアダプタの場合,参照先リソースアダプタのコネクション定義識別子(<connectionfactory-interface>タグの設定値)を指定します。

<res-auth>

1回

認証方式。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Application

  • Container

<res-sharing-scope>

0または1回

参照したリソースを共有するかどうかの指定。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Shareable

  • Unshareable

<mapped-name>

0または1回

@ResourceのmappedName属性に設定されている,対応するリソースアダプタ表示名またはメール表示名。※3,※4,※8

<linked-to>タグと同時に指定した場合は,<linked-to>タグが有効となります。

<injection-target>

0回以上

Dependency Injectionの設定。※3,※4,※8

<injection-target-class>

1回

injectionの対象となるクラスの名称。※3,※4,※8

パッケージが定義されている場合は,そのパッケージから表示します。

<injection-target-name>

1回

指定したクラスのinjection対象となる識別子。※3,※4,※8

<linked-to>

0または1回

対応するリソースアダプタ表示名,データソース表示名,またはメール表示名。※5

リソースアダプタ表示名の指定方法は,リソースアダプタのバージョンによって異なります。

Connector1.0以前

<リソースアダプタの表示名>

Connector1.5以降のOutboundリソースアダプタ

<リソースアダプタ表示名>!<コネクション定義識別子>

<コネクション定義識別子>とは,ra.xmlの<connectionfactory-interface>タグで指定した値のことです。

クラスタコネクションプール(互換機能)のメンバリソースアダプタは指定できません。

cjsetrespropでは無視されます。

<resource-env-ref>

0回以上

リソース環境変数についての定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

resource-env-refの説明。※4,※8

<resource-env-ref-name>

1回

resource-env-refの名称。※4,※8

<resource-env-ref-type>

1回

リソース環境変数の値のクラスタイプを指定します。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • javax.jms.Queue

  • javax.jms.Topic

  • javax.transaction.UserTransaction

  • javax.ejb.TimerService

  • javax.ejb.EJBContext

  • javax.ejb.SessionContext

  • JavaBeansリソースのクラスの名称

javax.transaction.UserTransaction,javax.ejb.TimerService,javax.ejb.EJBContext,javax.ejb.SessionContextの値は,アノテーションを使用した場合にだけ出力されます。ただし,この値を設定することはできません。

<linked-adminobject>を指定した場合は,任意のクラス名が表示されます。

<mapped-name>

0または1回

<resource-env-ref-type>が「javax.jms.Queue」の場合,@ResourceのmappedName属性に設定されている,対応するキューを次の形式で表示します。

"<リソースアダプタの表示名>#<Queue名称>"

<linked-Queue>タグと同時に指定した場合は,<linked-Queue>タグが有効となります。

<resource-env-ref-type>が「JavaBeansリソースのクラス名」の場合,@ResourceのmappedName属性に設定されている,対応するJavaBeansリソースの表示名を表示します。<linked-to>タグと同時に指定した場合は,<linked-to>タグが有効となります。※3,※4,※8

<injection-target>

0回以上

Dependency Injectionの設定。※3,※4,※8

<injection-target-class>

1回

injectionの対象となるクラスの名称。※3,※4,※8

パッケージが定義されている場合は,そのパッケージから表示します。

<injection-target-name>

1回

指定したクラスのinjection対象となる識別子。※3,※4,※8

<linked-queue>

0または1回

queue名称。※5

cjsetrespropでは無視されます。

<resource-env-ref-type>が「javax.jms.Queue」の場合だけ有効となります。

<resource-adapter>

1回

リソースアダプタの表示名を指定します。※5

Connector1.5のリソースアダプタは指定できません。

<queue>

1回

キューの表示名を指定します。※5

<linked-adminobject>

0または1回

管理対象オブジェクト。

cjsetrespropでは無視されます。

<resourceadapter-name>

1回

リソースアダプタの表示名を指定します。

Connector1.0以前のリソースアダプタは指定できません。

<adminobject-name>

1回

管理対象オブジェクト名を指定します。

英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),および次の特殊文字を使用できます。

スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),ダブルクォーテーション("),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),シングルクォーテーション('),バーレン(()()),アスタリスク(*),プラス(+),コンマ(,),ハイフン(-),ピリオド(.),コロン(:),セミコロン(;),レスザン(<),イコール(=),グレーターザン(>),クエスチョン(?),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)

ただし,次に示す名前は指定できません。

  • 先頭または末尾にピリオド(.)を付けた名前

  • ピリオド(.)だけの名前

  • アンダースコア(_)が連続した名前

文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。

<linked-to>

0または1回

JavaBeansリソースの表示名。※5

<resource-env-ref-type>が「JavaBeansリソースのクラス名」の場合だけ有効となります。

cjsetrespropでは無視されます。

<method-permission>

0回以上

メソッドパーミッションについての定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

method-permissionの説明。※4,※8

<role-name>

1回以上

メソッドに割り当てるロール名。※4,※8

<role-name>と<unchecked>のどちらか一つを指定します。

<unchecked>

1回

メソッド実行時の認証チェック。※4,※8

このタグを使用する場合,認証チェックはしません。

なお,このタグは値を持ちません。

<role-name>と<unchecked>のどちらか一つを指定します。

<method>

1回以上

メソッドについての定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

メソッドの説明。※4,※8

<method-intf>

0または1回

メソッドが属するインタフェース種別。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Home

  • Remote

  • LocalHome

  • Local

省略時は,すべてを表します。

<method-name>

1回

メソッド名。※4,※8

*を指定した場合,すべてのメソッドを表します。

<method-params>

0または1回

method-nameが*以外の場合に有効。※4,※8

method-paramsの指定あり

method-intfで指定したインタフェースにある,method-paramsで指定したパラメタを持つmethod-nameのメソッド。

method-paramsの指定なし

method-intfで指定したインタフェースにある,すべてのmethod-nameのメソッド。

<method-param>

0回以上

パラメタのデータ型。※4,※8

プリミティブ型またはクラスの名称を指定します。

配列の場合は名称の後ろに[]を指定します(名称と[の間,[と]の間を空けないようにします)。

多次元配列の場合は[]を続けて指定します(]と[の間を空けてはいけません)。

配列の内部形式名(int[]の場合は[I,java.lang.String[]の場合は[Ljava.lang.String;)は指定できません。

  • int

  • short[][]

  • java.lang.String[]

<container-transaction>

0回以上

コンテナのトランザクションについての定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

container-transactionの説明。※4,※8

<method>

1回以上

メソッドについての定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

メソッドの説明。※4,※8

<method-intf>

0または1回

メソッドが属するインタフェース種別。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Home

  • Remote

  • LocalHome

  • Local

省略時は,すべてを表します。

<method-name>

1回

メソッド名。※4,※7,※8

*を指定した場合,すべてのメソッドを表します。

<method-params>

0または1回

method-nameが*以外の場合に有効。※4,※8

method-paramsの指定あり

method-intfで指定したインタフェースにある,method-paramsで指定したパラメタを持つmethod-nameのメソッド。

method-paramsの指定なし

method-intfで指定したインタフェースにある,すべてのmethod-nameのメソッド。

<method-param>

0回以上

パラメタのデータ型。※4,※8

プリミティブ型またはクラスの名称を指定します。

配列の場合は名称の後ろに[]を指定します(名称と[の間,[と]の間を空けないようにします)。

多次元配列の場合は[]を続けて指定します(]と[の間を空けてはいけません)。

配列の内部形式名(int[]の場合は[I,java.lang.String[]の場合は[Ljava.lang.String;)は指定できません。

  • int

  • short[][]

  • java.lang.String[]

<trans-attribute>

1回

メソッドに割り当てるトランザクション属性。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Mandatory

  • Never

  • NotSupported

  • Required

  • RequiresNew

  • Supports

<exclude-list>

0または1回

呼び出しをしないメソッドのリストの定義。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

exclude-listの説明。※4,※8

<method>

1回以上

呼び出しをしないメソッド。※4,※8

<description>※1

0回以上※2

呼び出しをしないメソッドの説明。※4,※8

<method-intf>

0または1回

メソッドが属するインタフェース種別。※4,※8

指定できる文字列を次に示します。

  • Home

  • Remote

  • LocalHome

  • Local

省略時は,すべてを表します。

<method-name>

1回

呼び出しを行わないメソッド名。※4,※8

<method-params>

0または1回

method-nameが*以外の場合に有効。※4

method-paramsの指定あり

method-intfで指定したインタフェースにある,method-paramsで指定したパラメタを持つmethod-nameのメソッド。

method-paramsの指定なし

method-intfで指定したインタフェースにある,すべてのmethod-nameのメソッド。

<method-param>

0回以上

パラメタのデータ型。※4,※8

プリミティブ型またはクラスの名称を指定します。

配列の場合は名称の後ろに[]を指定します(名称と[の間,[と]の間を空けないようにします)。

多次元配列の場合は[]を続けて指定します(]と[の間を空けてはいけません)。

配列の内部形式名(int[]の場合は[I,java.lang.String[]の場合は[Ljava.lang.String;)は指定できません。

  • int

  • short[][]

  • java.lang.String[]

<runtime>※5

0または1回

cjsetapppropで使用する場合

必須

cjsetrespropで使用する場合

無視されます。

<lookup-name>

1回

クライアントからEJBをルックアップする場合に使う名前。※5

HITACHI_EJB/SERVERS/<サーバ名称>/EJB/<アプリケーションのルックアップ名>/<EJBのルックアップ名>の<EJBのルックアップ名>に相当します。

ルックアップ名には,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),および次の特殊文字を使用できます。

スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),ダブルクォーテーション("),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),シングルクォーテーション('),バーレン(()()),アスタリスク(*),プラス(+),コンマ(,),ハイフン(-),ピリオド(.),コロン(:),セミコロン(;),レスザン(<),イコール(=),グレーターザン(>),クエスチョン(?),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)

ただし,次に示す名前は指定できません。

  • 先頭または末尾にピリオド(.)を付けた名前

  • ピリオド(.)だけの名前

文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。また,文字列の途中に改行がある場合はエラーとなります。

指定可能な文字数は1〜255文字です。0文字の場合は,タグが省略されたものと見なされます。

<optional-name>

0または1回

リモートインタフェースの別名。※5

設定値は,英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),および次の特殊文字を使用できます。

スペース( ),エクスクラメーションマーク(!),ダブルクォーテーション("),シャープ(#),ドル記号($),パーセント(%),アンパサンド(&),シングルクォーテーション('),バーレン(()()),アスタリスク(*),プラス(+),コンマ(,),ハイフン(-),ピリオド(.),スラッシュ(/),コロン(:),セミコロン(;),レスザン(<),イコール(=),グレーターザン(>),クエスチョン(?),単価記号(@),ブラケット([)(]),円マーク(\),キャレット(^),アンダースコア(_),バッククォート(`),ブレイス({)(}),ストローク(|),チルダ(~)

ただし,次の名前は指定できません。

  • 予約語の"HITACHI_EJB"(大文字・小文字を区別します)で始まる名前

  • 先頭または末尾に,スラッシュ(/)またはピリオド(.)を指定した名前

  • スラッシュ(/)だけ,またはピリオド(.)だけの名前

  • スラッシュ(/)が連続している名前

文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。また,文字列の途中に改行がある場合はエラーとなります。

指定可能な文字数は1〜255文字です。

<local-optional-name>

0または1回

ローカルインタフェースの別名。

設定値に制限はありません。

文字列の先頭または末尾に,半角スペースや改行がある場合,取り除かれて設定されます。

<maximum-sessions>

1回

セッションの最大数。※5

0(無制限)または1≦maximum-sessions≦2147483647

Stateless Session Beanの場合,この設定値は無効です。

<stateless>※6

どちらか1回,またはどちらもなし

session-typeがStatelessの場合の指定。※5

<stateless>と<stateful>のどちらか一つを指定するか,またはどちらも指定しません。

<pooled-instance>

1回

プール内のインスタンスについての定義。※5

<minimum>

「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」−「2.9.1

1回

プール内のインスタンスの最小数。※5

0または1≦minimum≦maximum

maximumに上限を指定した場合,minimumにも上限を指定しなければいけません。

<maximum>

「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」−「2.9.1

1回

プール内のインスタンスの最大数。※5

0(無制限)または1≦maximum≦maximum-sessions

maximum-sessionsに上限を指定した場合,maximumにも上限を指定しなければいけません。

<instance-timeout>

0または1回

インスタンス取得タイムアウト時間を,0〜86400(単位:秒)で指定します。※5

0を指定した場合,タイムアウトしません。デフォルト値は0です。

<stateful>※6

どちらか1回,またはどちらもなし

session-typeがStatefulの場合の指定。※5

<stateless>と<stateful>のどちらか一つを指定するか,またはどちらも指定しません。

<maximum-active-sessions>

1回

アクティブセッションの最大数。※5

0(無制限)または1≦maximum-active-sessions≦maximum-sessions

maximum-sessionsに上限を指定した場合,maximum-active-sessionsにも上限を指定しなければいけません。

<inactivity-timeout>

1回

再びアクティブ化するまでに非アクティブ状態に保持しておく時間(分)。※5

0(無制限)または1≦inactivity-timeout≦2147483647

<removal-timeout>

1回

セッションが削除されるまでに非アクティブ状態に保持しておく時間(分)。※5

0(無制限)または1≦removal-timeout≦2147483647

<enable-scheduling>

「機能解説 拡張編」−「3.4

0または1回

該当するBeanをスケジューリングの対象にするかどうか(スケジューラのGateとして使用するかどうか)の指定。※5

CTM経由で呼び出されるBeanで,statelessのMaximumの値がparallel-countの値より小さい場合エラーとなります。

なお,このタグは構成ソフトウェアにComponent Transaction Monitorを含む製品だけ有効です。それ以外の場合に指定するとエラーになります。利用できる製品については,マニュアル「アプリケーションサーバ & BPM/ESB基盤 概説」の「2.2.1 製品と構成ソフトウェアの対応」を参照してください。

また,リモートコンポーネントインタフェースを提供しないEJB(コンポーネントローカルインタフェースまたはビジネスインタフェースで提供)に対しては指定できません。指定した場合は無視されます。

<pass-by-reference>

0または1回

Bean単位でのデータの参照渡し(pass by reference)を指定します。※5

<scheduling>

「機能解説 拡張編」−「3.4

0または1回

CTM連携関連の情報。※5

Bean単位にスケジューラを配置する場合に必要です。

<queue-name>

「機能解説 拡張編」−「3.2.5

1回

スケジューリングを行うqueue名称。※5,※9

英数字(0〜9,A〜Z,a〜z)およびアンダースコア(_)が使用できます。デフォルト値は,ejb名(<ejb-name>タグの値)です。

<parallel-count>

「機能解説 拡張編」−「3.4

1回

CTMがアプリケーションを呼び出すために用意するスレッド数を,1〜127の範囲で指定します。※5デフォルトは,1です。

CTM経由で呼び出されるBeanで,Maximumの値がparallel-countの値より小さい場合エラーとなります。

<queue-length>

「機能解説 拡張編」−「3.4

0または1回

スケジューリングをするキューの長さを,1〜32767の整数値で指定します。※5

キューを共有する場合,キューを共有するアプリケーション間やBean間で設定値が異なるとき,すでに生成されているキューの長さが有効になります。

<front-ejb>

0または1回

フロントEJB(クライアントが直接呼び出すEJB)かどうかを指定します。※5フロントEJBの場合はtrueを指定し,フロントEJBでない場合はfalseを指定します。デフォルト値はfalse。

<start-order>

0または1回

J2EEアプリケーション開始時・停止時の順番を指定します。※5開始時は昇順で開始処理が行われ,終了時は降順に停止処理が行われます。

0≦start-order≦2147483647

<ejb-method-observation-timeout>

「機能解説 運用/監視/連携編」−「5章

0回以上

EJBのメソッドに仕掛かり中メソッド監視用タイムアウト時間を設定する場合に指定します。※5

<ejb-method-observation-timeout>の指定が複数あり,<method>タグ以下の設定値(<description>タグを除く)が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJE37601-W)が出力され,先に定義された<ejb-method-observation-timeout>の<method-observation-timeout>の値が有効になります。

<method>

1回以上

※5

<description>

0または1回

メソッドの説明。※5

<method-intf>

0または1回

メソッドが属するインタフェース種別を特定する場合に指定します。※5

次の値が指定できます。

  • Home

  • Remote

  • LocalHome

  • Local

省略時は,すべてを表します。

<method-name>

1回

対象となるメソッド名を指定します。※5,※7

*を指定した場合は,すべてのメソッドを表します。

<method-params>

0または1回

メソッドが多重定義されている場合,メソッドを特定するために指定します。※5

<method-param>

0回以上

引数のデータ型を指定。※5

<method-observation-timeout>

1回

仕掛かり中メソッド監視用タイムアウト時間を,0〜86400(単位:秒)で指定します。※50を指定した場合,タイムアウトしません。デフォルト値は0。

<ejb-transaction-timeout>

「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.15.8

0回以上

EJB(CMT)のメソッドにトランザクションタイムアウト時間を設定する場合に指定します。※5

<ejb-transaction-timeout>の指定が複数あり,<method>タグ以下の設定値(<description>タグを除く)が同じ場合,一つにマージされます。その場合,ワーニングメッセージ(KDJE37601-W)が出力され,先に定義された<ejb-transaction-timeout>の<transaction-timeout>の値が有効になります。

<method>

1回以上

※5

<description>

0または1回

メソッドの説明。※5

<method-intf>

0または1回

メソッドが属するインタフェース種別を特定する場合に指定します。※5

次の値が指定できます。

  • Home

  • Remote

  • LocalHome

  • Local

省略時は,すべてを表します。

<method-name>

1回

対象となるメソッド名を指定します。※5,※7

*を指定した場合は,すべてのメソッドを表します。

<method-params>

0または1回

メソッドが多重定義されている場合,メソッドを特定するために指定します。※5

<method-param>

0回以上

引数のデータ型を指定。※5

<transaction-timeout>

1回

トランザクションタイムアウト時間を,0〜2147483647(単位:秒)で指定します。※5デフォルト値は0。0を指定した場合,またはタグがない場合は,J2EEサーバに設定されたデフォルトのタイムアウト値で動作します。

注※1

xml:lang属性を指定できます。xml:lang属性を指定しない場合は,「en(英語)」が仮定されます。なお,xml:lang属性が同じタグを複数指定できません。

注※2

EJB2.0以前のEJBに対して,このタグを複数指定できません。

注※3

cjgetappprop,cjgetrespropコマンドで出力されたものに対し,タグ名の変更,タグの追加・削除,値の変更をしてはいけません。

注※4

アノテーションの設定値の場合は,値の変更をしてはいけません。

注※5

設定先のSession Beanを含むEJB-JARがDD(ejb-jar.xml)を保持していない場合でも,変更できます。

注※6

08-70以前のバージョンの場合,statelessまたはstatefulのどちらかを指定します。

注※7

サーバ管理コマンド用のusrconf.propertiesファイルのejbserver.cui.checkmethod.compatibleに「false」を指定している場合にこのタグで指定されたメソッドが存在しないとき,属性の設定でエラーになります。usrconf.propertiesファイルのejbserver.cui.checkmethod.compatibleキーについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「5.2.3 usrconf.properties(サーバ管理コマンド用システムプロパティファイル)」を参照してください。

注※8

設定先がEJB3.0以降の場合,値の変更はできません。

注※9

<hitachi-application-property><scheduling-unit>にBeanを設定していて,かつ<queue-name>を省略する場合,ejb-jar.xmlの<ejb-jar><enterprise-beans><session><ejb-name>には<queue-name>で指定可能な範囲の値を定義してください。