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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)


2.2.1 アプリケーション統合属性の詳細

cosminexus.xmlのアプリケーション統合属性の詳細について,タグごとに説明します。

なお,ここでは,「2.1 アプリケーション属性ファイル(cosminexus.xml)の指定内容」に記載されている順番にタグの詳細について説明しています。

〈この項の構成〉

(1) <security-prop>

説明

cosminexus-appのセキュリティの管理方法を指定します。

指定可能値

なし。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(2) <security-method>

説明

セキュリティ設定を有効にするかどうかを指定します。

指定可能値
  • disable_methods_without_roles

    セキュリティロールを割り当てていないメソッドは実行できません。

  • map_methods_without_roles

    セキュリティロールを割り当てていないメソッドには,default-security-roleで指定したデフォルトセキュリティロールが割り当てられます。

  • no_security_for_methods_without_roles

    セキュリティロールが割り当てられていないメソッドはどのユーザでも実行できます。

    セキュリティロールが割り当てられているメソッドはセキュリティロールによって実行が制限されます。

  • no_security_for_all_methods

    セキュリティロールが割り当てられているメソッドも割り当てられていないメソッドもすべてどのユーザでも実行できます。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できません。

値の省略

省略できません。

(3) <default-security-role>

説明

<security-method>にmap_methods_without_rolesを指定した場合のデフォルトセキュリティロールを指定します。

<security-method>にmap_methods_without_roles以外が指定された場合は,このタグの設定値は無視されます。

指定可能値

入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(4) <start-order>

説明

J2EEアプリケーション開始時・停止時の順番を指定します。

開始時は昇順で開始処理が実施され,終了時は降順に停止処理が実施されます。

指定可能値

0〜2147483647の整数値。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(5) <scheduling-unit>

説明

キューの配置モデルを指定します。

指定可能値

指定できる文字列を次に示します。

  • Application

    キューをアプリケーションごとに配置する場合に指定します。

  • Bean

    キューをBeanごとに配置する場合に指定します。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(6) <scheduling>

説明

CTM連携関連の情報を設定します。

指定可能値

なし。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。

(7) <queue-name>

説明

スケジューリングを実行するキュー名を指定します。

指定可能値

英数字,およびアンダースコア「_」を使用できます。

指定できる文字数は1〜63文字です。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(8) <parallel-count>

説明

CTMスケジューラがアプリケーションを呼ぶために用意するスレッド数を指定します。

指定可能値

1〜127の整数値。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(9) <queue-length>

説明

キューの長さを指定します。

指定可能値

1〜32767の整数値。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(10) <managed-by-ctm>

説明

CTM連携をするかどうかを指定します。

指定可能値
  • true

    CTM連携をする。

  • false

    CTM連携をしない。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(11) <ref-libraries>

説明

参照するライブラリJARを指定します。

指定可能値

なし。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。

(12) <classpath>

説明

参照ライブラリのクラスパスを指定します。

指定可能値

入力は制限されません。

ほかのタグとの依存関係

<max-thread-pool-size>

タグの省略

省略できません。

値の省略

省略できません。

(13) <method-observation-recovery-mode>

説明

メソッドキャンセル機能の障害回復モードを指定します。

指定可能値

指定できる文字列を次に示します。

  • thread

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(14) <ejb-async-props>

説明

非同期Session Bean呼び出し用の情報を設定します。

指定可能値

なし。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。

(15) <min-thread-pool-size>

説明

スレッドプールで同時に実行される最小スレッド数を指定します。

指定可能値

1〜2147483647の整数値。

ほかのタグとの依存関係

<max-thread-pool-size>と依存関係があります。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(16) <max-thread-pool-size>

説明

スレッドプールで同時に実行される最大スレッド数を指定します。

指定可能値

1〜2147483647の整数値。

ほかのタグとの依存関係

<min-thread-pool-size>と依存関係があります。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(17) <thread-pool-keep-alive>

説明

スレッドプールのスレッド解放までのタイムアウト値(単位:秒)を指定します。

指定可能値

1〜2147483647の整数値。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。

(18) <result-timeout-value>

説明

非同期呼び出しの結果を保持する時間(単位:分)を指定します。0を指定した場合,非同期呼び出しの結果を解放しないで,アプリケーションが終了するまで保持します。

指定可能値

0〜2147483647の整数値。

ほかのタグとの依存関係

なし。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できません。