10.2.1 snapshotログ収集対象定義ファイル
snapshotログは,システム保守に必要な情報およびアプリケーション保守に必要な情報を収集します。
snapshotログ収集対象定義ファイルでは,snapshotログとして収集する,一次送付資料,二次送付資料,および定義送付資料の対象ファイルを設定します。このファイルを編集することで,snapshotログ収集対象のパスを変更することができます。
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
次の形式で指定します。
-
収集対象のパスはフルパスで指定します。
-
#で始まる行はコメントとみなされます。
-
ファイルセパレータは「/」を使用します。
-
ファイルセパレータで分類されたパス要素に対して,正規表現※が使用できます。
-
不正な正規表現※を含む場合,その指定は無視されます。
-
指定したパスにファイルが存在しない場合,その指定は無視されます。
- 注※
-
正規表現については,java.util.regex.Patternの定義を参照してください。
(2) 格納先およびファイル名
- インストール時のデフォルト設定ファイルを編集する場合
-
次のファイルを編集してください。
-
Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\snapshotlog.conf
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\snapshotlog.2.conf
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\snapshotlog.param.conf
-
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/config/snapshotlog.conf
/opt/Cosminexus/manager/config/snapshotlog.2.conf
/opt/Cosminexus/manager/config/snapshotlog.param.conf
snapshotlog.confには,一次送付資料として収集する対象を設定します。
snapshotlog.2.confには,二次送付資料として収集する対象を設定します。
snapshotlog.param.confには,定義送付資料として収集する対象を設定します。
-
snapshotログの収集対象ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「2.3.3 snapshotログの収集」を参照してください。
- 任意のファイルを指定する場合
-
格納先およびファイル名は任意です。
次の場所にあるテンプレートをコピーして使用してください。
-
Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\templates\
-
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/manager/config/templates/
-
(3) 使用できる変数
パスを指定する場合,次の変数が使用できます。
(4) 記述例
- /home/logdir/message1.logを収集する場合
/home/logdir/message1\※.log
- /opt/Cosminexus/manager/logディレクトリ直下のファイルをすべて収集する場合
${cosminexus.home}/manager/log/.+※
- J2EEサーバのJavaVMのスレッドダンプを収集する場合(作業ディレクトリ=/home/workdir,J2EEサーバ名=Server1)
/home/workdir/ejb/Server1/javacore.+\※.txt
- 注※
-
"\"は"."(ピリオド)の打ち消し文字です。
"."(ピリオド)は,任意の文字を表します。
"+"は,1回以上を表します。