4.14 論理CTMで指定できるパラメタ
ここでは,論理CTMで指定できるパラメタについて説明します。
論理CTMで指定できるパラメタについて次の表に示します。「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
param-name指定値 |
param-valueの指定内容 |
省略値 |
関連情報 |
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ctm.Agent |
CTMレギュレータのORBゲートウェイ機能を使用するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。 バッチアプリケーションを実行するシステムの場合は,必ず「1」を指定してください。
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0 |
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ctm.cdm |
利用するCTMドメインマネジャのCTMドメイン名を指定します。同一ホスト内のCTMドメインマネジャのCTMドメイン名を指定してください。 |
CTMDOMAIN |
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ctm.CreatePolicy |
create要求のCTMノード選択ポリシーを選択します。次のどちらかを指定します。
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normalDispatch |
「機能解説 拡張編」の「3.8 リクエストの負荷分散」 |
ctm.DCSendTimeOut |
CTM間通信のリクエスト転送時のタイムアウト時間を0〜2147483647の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 0は設定しないことを表します。 |
180 |
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ctm.DispatchParallelCount |
自CTM内でクライアントからの要求メッセージをJ2EEサーバに振り分けるスレッドの最大値を0〜32767の範囲の整数で指定します。 |
255 |
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ctm.DispatchPolicy |
リクエストのスケジュールポリシーを選択します。
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priorDispatch |
「機能解説 拡張編」の「3.8 リクエストの負荷分散」 |
ctm.EjbPort |
EJBクライアントがCTMデーモンの新しいコネクションを探すときに使用するポート番号を5001〜65535の範囲の整数で指定します。指定しない場合はOSが自動的に割り当てたポート番号を使用します。 |
自動 |
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ctm.LoadCheckInterval |
スケジュールキューの負荷状況を監視する時間間隔を0から32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。0は一定時間間隔での負荷状況監視を行わないことを表します。 |
10 |
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ctm.LogFileCount |
CTMログファイルの面数を指定します。 指定できる値は,2,4,8,16,24,32です。 |
2 |
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ctm.LogFileSize |
CTMログファイルの1ファイルの最大サイズを1〜3の範囲の整数(単位:メガバイト)で指定します。 |
1 |
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ctm.MaxRequestCount |
CTMに登録するCTMキューが,同時に登録できるリクエスト数を1〜32767の範囲の整数で指定します。 |
50 |
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ctm.ns.port |
CTMと対となるネーミングサービスのポート番号を1〜65535の範囲の整数で指定します。 |
20348 |
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ctm.NsBindHost |
一つのマシンに複数のIPアドレスが割り当てられている場合に,特定のIPアドレスに割り当てるかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
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false |
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ctm.port |
CTMが使用するポート番号を5001〜65535の範囲の整数で指定します。 |
20138 |
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ctm.QueueCount |
CTMに登録できるCTMキュー数を1〜32767の範囲の整数で指定します。 |
128 |
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ctm.QueueDeleteWait |
異常終了したJ2EEサーバが登録していたCTMキューを削除しないで保留し,J2EEサーバの再開始を待つ場合の待ち時間を,0〜2147483647の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 |
0 |
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ctm.QueueInterval |
システム停止しきい値の処理率を求める時間間隔を1〜32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 |
なし |
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ctm.QueueRate |
キュー滞留監視状態へ移行する滞留率のしきい値を0〜99の範囲の整数(単位:%)で指定します。 |
なし |
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ctm.QueueRegistCount |
同じCTMキューを共有できるJ2EEアプリケーション数を1〜32767の範囲の整数で指定します。 |
64 |
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ctm.RegOption |
CTMレギュレータの設定ファイルを,CTM稼働ホストの絶対パス(256文字以内の文字列)で指定します。 |
なし |
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ctm.RegStart |
CTM開始時に自動開始するCTMレギュレータのプロセス数を0〜32767の範囲の整数で指定します。 |
1 |
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ctm.RequestCount |
何回タイムアウトが発生したら自動閉塞するかを1〜32767の範囲の整数で指定します。 |
なし |
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ctm.RequestInterval |
タイムアウト発生回数を求める時間間隔を1〜32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。 |
なし |
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ctm.ServerCacheSize |
CTMドメインの構成情報を格納するキャッシュテーブルのサイズを1〜32767の範囲の整数(単位:キロバイト)で指定します。 |
1024 |
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ctm.ServerConnectCount |
CTMに接続するJ2EEサーバの最大数を0〜32767の範囲の整数で指定します。 |
64 |
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ctm.StatsFileCount |
CTM稼働統計情報の世代数を指定します。 指定できる値は,3,4,16,32,64,128,256です。 |
3 |
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ctm.StatsFileSize |
CTM稼働統計情報のファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。 指定できる値は,1,2,3,4,8,16,32,64,128,256,512,1024です。 |
3 |
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ctm.StatsInterval |
CTM稼働統計情報をファイルに出力する時間間隔を1〜1440の範囲の整数(単位:分)で指定します。 |
1 |
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ctm.StatsUse |
CTM稼働統計情報を取得するかしないかを設定します。次のどちらかを指定します。
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Y |
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ctm.SystemDown |
システムを停止するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
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1 |
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ctm.SystemDownRate |
システム停止へ移行する処理率のしきい値を1〜100の範囲の整数(単位:%)で指定します。 |
なし |
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ctm.TSCGwOption |
OTMゲートウェイの設定ファイルを,CTM稼働ホストの絶対パス(256文字以内の文字列)で指定します。 |
なし |
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ctm.TSCGwStart |
CTM開始時に自動開始するOTMゲートウェイのプロセス数を0〜32767の範囲の整数で指定します。 0はOTMゲートウェイを起動しないことを表します。 |
0 |
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ctm.WatchQueue |
キューの停留監視をするかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
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false |
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ctm.WatchRequest |
J2EEサーバへのリクエストの送信でタイムアウトが発生したときにキューを閉塞するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。
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false |
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ctmid |
CTMの識別子を31文字以内の文字列で指定します。使用できる文字は英数字,アンダースコア「_」,およびピリオド「.」です(ピリオドはIPアドレスの場合だけ指定できます)。「CTM」または「ctm」で始まる文字列は指定しないでください。 このパラメタを指定する場合,運用管理ドメイン内のすべての論理CTMサーバで一意の値を指定する必要があります。 なお,IPアドレスを指定した場合,ピリオド「.」は,アンダースコア「_」に置き換えられます。 |
<ホストの定義の<agent-host>タグに指定された値>※_<CTMのポート番号> |