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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


13.1.5 「論理サーバの運用監視」での共通の操作

〈この項の構成〉

(1) 統計情報のサンプリング時間の設定

[稼働情報監視]画面の[稼働情報]タブでは,統計情報のサンプリング時間を指定してください。サンプリング時間を指定すると,画面を表示した時刻または更新した時刻からさかのぼって,サンプリング時間(これをN秒といいます)に指定した時間内のデータを統計情報として表示できます。「N秒ピーク」や「N秒平均値」とはこの統計情報です。また,最大値,最小値などは,サンプリングを開始した以降のデータの中から値が抽出されます。

サンプリング時間の指定方法について次に示します。

図13‒1 サンプリング時間の設定

[図データ]

サンプリング時間

統計情報を設定した時間ごとに取得します。設定できる値は,10秒,1分,5分,10分,15分,30分,45分,1時間および「設定しない」です。「設定しない」を選択すると,統計情報は取得されないで統計情報の項目に「Not Available」と表示されます。デフォルトは,「設定しない」です。

統計情報取得中に現在のサンプリング時間と異なるサンプリング時間で再設定すると,統計情報はいったんクリアされます。

[適用]ボタン

設定したサンプリング時間で統計情報の取得を開始します。サンプリング時間を設定後,このボタンをクリックしてください。

統計開始時刻

統計情報の取得開始時刻が表示されます。サンプリング時間に「設定しない」を選択した場合は,統計開始時刻は表示されません。

[リセット]アンカー

統計値をすべて初期化します。

[リセット]アンカーをクリックした直後,統計開始時刻に「Not Available」が表示されることがありますが,[最新の情報に更新]アンカーをクリックしてボディペインを更新すると時刻が正常に表示されます。

(2) 稼働情報の取得に失敗したときの表示

稼働情報監視で,一部の監視対象で稼働情報の取得に失敗したために,画面に「Not Available」が表示されることがあります。その場合には,[最新の情報に更新]アンカーをクリックして稼働情報の更新を試みてください。

(3) テストモードで開始されているJ2EEアプリケーション名の表示

テストモードで開始されているJ2EEアプリケーションは,J2EEアプリケーション名の後ろに,”(TEST)”が表示されます。

注意事項

テストモードで開始されているJ2EEアプリケーションに対して稼働情報の監視以外の操作は実行しないでください。