Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


10.8.15 セキュリティの設定(NIO HTTPサーバ)(V9互換モード以外の場合)

[セキュリティに関する設定]画面(NIO HTTPサーバ)を次の図に示します。

図10‒30 [セキュリティに関する設定]画面(NIO HTTPサーバ)

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 機能概要

NIO HTTPサーバのセキュリティに関する設定をします。

(2) 表示手順

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックします。

  2. 次のどちらか一方の操作をします。

    J2EEサーバの場合

    [サーバビュー]タブ-[論理J2EEサーバ]-[J2EEサーバ]-[<J2EEサーバ名>]をクリックします。

    J2EEサーバクラスタの場合

    [サーバビュー]タブ-[論理J2EEサーバ]-[J2EEサーバクラスタ]-[<J2EEサーバクラスタ名>]-[<J2EEサーバ名>]をクリックします。

  3. [HTTPサーバ]タブをクリックします。

  4. [セキュリティ]タブをクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. アクセスを許可するホストの定義や,HTTPリクエストのリクエストヘッダの最大サイズなどを指定します。

  2. [適用]ボタンをクリックします。

    指定した情報が反映されます。

    エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[適用]ボタンをクリックします。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

セキュリティに関する設定
アクセスを許可するホストの定義

NIO HTTPサーバへのアクセスを許可するホスト(usrconf.propertiesファイルのwebserver.connector.nio_http.permitted.hostsキー)を設定します。デフォルトは,「すべてのホストからのアクセスを許可する」です。

  • すべてのホストからのアクセスを許可する

    すべてのホストからアクセスできます。

  • 次のホストからのアクセスだけを許可する

    指定したホストからだけアクセスできます。

ホストの指定は,IPアドレス,またはホスト名で行います。

複数指定する場合はコンマ(,)で区切って指定します。

カンマの前後にスペースを入れることはできません。

なお,ローカルホストは指定しなくても常にアクセスが許可されます。

HTTPリクエストに含まれるHTTPヘッダの最大数

HTTPリクエストに含まれるHTTPヘッダの個数の最大値(usrconf.propertiesファイルのwebserver.connector.nio_http.limit.max_headersキー)を0〜32767の整数で指定します。上限値を指定しない場合は「0」を指定します。

デフォルトは,「100」です。

HTTPリクエストのリクエストヘッダの最大サイズ

HTTPリクエストのリクエストヘッダの最大サイズ(usrconf.propertiesファイルのwebserver.connector.nio_http.limit.max_request_headerキー)を7〜65536の整数で指定します。単位は「バイト」です。デフォルトは,「16384」です。

HTTPリクエストのリクエストボディの最大サイズ

HTTPリクエストのリクエストボディの最大サイズ(usrconf.propertiesファイルのwebserver.connector.nio_http.limit.max_request_bodyキー)を-1〜2147483647の整数で指定します。単位は「バイト」です。上限値を指定しない場合は「-1」を指定します。デフォルトは,「-1」です。

[適用]ボタン

指定した情報を反映します。

[リセット]ボタン

指定した情報をリセットします。