Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


10.1 アプリケーションサーバの移行の概要

旧バージョンからアプリケーションサーバ 11-40への移行方法について説明します。移行の対象となる旧バージョンを次に示します。

なお,このマニュアルでは,次に示す構成ソフトウェアの移行を中心に説明します。

旧バージョンからの移行を行う場合,使用しているアプリケーションサーバの全構成ソフトウェアを同時に移行する必要があります。上記で示していないほかの構成ソフトウェア(以降,他構成ソフトウェアと呼びます)の移行については,次に示すマニュアルを参照してください。

表10‒1 構成ソフトウェアごとの参照先マニュアル

構成ソフトウェア

参照先マニュアル

HTTP Server

HTTP Server

Reliable Messaging

Reliable Messaging

Web Services - Security

アプリケーションサーバ Webサービスセキュリティ構築ガイド

XML Processor

XML Processor ユーザーズガイド

注意事項

構成ソフトウェアは,バージョンごとに体系が異なる場合があります。

バージョンごとの構成ソフトウェアの体系について次に示します。

表10‒2 バージョンごとの構成ソフトウェアの体系

構成ソフトウェア

アプリケーションサーバのバージョン

備考

V8

V9

Component Container

なし

Component Transaction Monitor

V8まではApplication Server Enterpriseだけに同梱。

DABroker Library

互換用としてサポート。

Developer's Kit for Java

なし

Performance Tracer

なし

Reliable Messaging

なし

Server Plug-in

UNIXで動作する製品には含まれない。

TPBroker

なし

Web Services - Security

なし

XML Processor

なし

HTTP Server

V9から名称をHitachi Web ServerからHTTP Serverへ変更。

(凡例)○:対応するバージョンで構成ソフトウェアあり

    −:対応するバージョンで構成ソフトウェアなし

参考

TPBrokerについては,明示的な移行作業はありません。このほか,アプリケーションサーバ上で動作するSOAPアプリケーションや,Webサービスなどの移行については,次のマニュアルを参照してください。

アプリケーションサーバの移行の概要について説明します。

〈この節の構成〉