Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


8.29.2 取得できるトレース情報

Concurrency Utilitiesで取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8‒161 JMS Connectionインタフェースで取得できるトレース情報

図中の番号※1

イベントID

レベル

取得できる情報

インタフェース名

オペレーション名

オプション

1

0xD050

A

登録先のManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceのJNDI名

呼び出されたメソッド名(複数のタスクを指定可能なメソッド※2の場合は,カッコ内にタスク数を出力する)

新規タスクのクラス名(複数の場合はコンマ区切り)

2

0xD051

A

登録先のManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceのJNDI名

タスクID

  • 正常時

    なし

  • 異常時

    例外名

3

0xD052

A

呼び出し元のManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceのJNDI名

  • 単一タスクの場合

    タスクID

  • 複数タスクの場合

    タスクID-リスト通番

4

0xD053

A

呼び出し元のManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceのJNDI名

  • 単一タスクの場合

    タスクID

  • 複数タスクの場合

    タスクID-リスト通番

  • 正常時

    なし

  • 異常時

    例外名

5

0xD054

A

登録先のManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceのJNDI名

  • 単一タスクの場合

    タスクID

  • 複数タスクの場合

    タスクID-リスト番号

6

0xD055

A

登録先のManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceのJNDI名

  • 単一タスクの場合

    タスクID

  • 複数タスクの場合

    タスクID-リスト番号

  • 正常時

    なし

  • 異常時

    例外名

7

0xD056

A

登録先のManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceのJNDI名

  • 単一タスクの場合

    タスクID

  • 複数タスクの場合

    タスクID-リスト番号

8

0xD057

A

登録先のManagedExecutorServiceまたはManagedScheduledExecutorServiceのJNDI名

  • 正常時

    cancelメソッドの戻り値

  • 異常時

    なし

  • 正常時

    なし

  • 異常時

    例外名

(凡例)A:標準 −:該当なし

注※1 図8-119図8-126の番号と対応しています。

注※2 複数のタスクを指定可能なメソッドとは,第1引数にCollectionオブジェクトを入れるものです。実引数のCollectionオブジェクトのsizeをかっこ書きで出力します。

(例)invokeAnyメソッドで要素3つのCollectionを渡した場合

invokeAny(3)

なお,Collectionオブジェクトがnullだった場合は,カッコ内に「null」を出力します。

(例)Collectionオブジェクトがnullだった場合

invokeAny(null)