8.12.6 ワーク管理を使用する場合のトレース取得ポイントと取得できるトレース情報
Connector1.5に準拠したリソースアダプタでワーク管理を使用する場合のトレース取得ポイントと取得できるトレース情報について説明します。
なお,製品のリソースアダプタ以外を使用している場合,0x8B86を出力するときにルートAP情報が新規に採番されます。DD(ra.xml)の<resourceadapter>-<resourceadapter-class>の値が"com.hitachi"または"com.cosminexus"で始まっている場合,製品のリソースアダプタであると判断されます。
WorkからMessage-driven Beanを呼び出した場合,MDBコンテナの入り口で設定されるルートAP情報は,WorkのルートAP情報となります。個々のMessage-driven Beanの処理は,スレッドIDで区別されます。
(1) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル
イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。
イベントID |
図中の番号※ |
トレース取得ポイント |
レベル |
---|---|---|---|
0x8B86 |
1 |
javax.resource.spi.work.WorkManagerのメソッドの呼び出し直後 |
A |
0x8B87 |
6,9,14 |
javax.resource.spi.work.WorkManagerのメソッドのリターン直前 |
A |
0x8B88 |
2,4,7,12 |
javax.resource.spi.work.WorkListenerのメソッドの呼び出し直前 |
B |
0x8B89 |
3,5,8,13 |
javax.resource.spi.work.WorkListenerのメソッドのリターン直後 |
B |
0x8B8A |
10 |
javax.resource.spi.work.Workのメソッド呼び出し直前 |
A |
0x8B8B |
11 |
javax.resource.spi.work.Workのメソッドのリターン直後 |
A |
トレース取得ポイントを次の図に示します。
(2) 取得できるトレース情報
取得できるトレース情報を次の表に示します。
図中の番号※1 |
イベントID |
レベル |
取得できる情報 |
||
---|---|---|---|---|---|
インタフェース名 |
オペレーション名 |
オプション |
|||
1 |
0x8B86 |
A |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
リソースアダプタの表示名 |
2 |
0x8B88 |
B |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
リソースアダプタの表示名※2 |
3 |
0x8B89 |
B |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
|
4 |
0x8B88 |
B |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
リソースアダプタの表示名※2 |
5 |
0x8B89 |
B |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
|
6 |
0x8B87 |
A |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
|
7 |
0x8B88 |
B |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
リソースアダプタの表示名※2 |
8 |
0x8B89 |
B |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
|
9 |
0x8B87 |
A |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
|
10 |
0x8B8A |
A |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
リソースアダプタの表示名※2 |
11 |
0x8B8B |
A |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
|
12 |
0x8B88 |
B |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
リソースアダプタの表示名※2 |
13 |
0x8B89 |
B |
Workのクラス名 |
メソッド名 |
|
14 |
0x8B87 |
A |
Workのクラス名 |
メソッド名 |