Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


8.11.1 CMTおよびTransactionManagerを使用する場合

CMTおよびjavax.transaction.TransactionManagerを使用する場合のトレース取得ポイントと,取得できるトレース情報について説明します。

〈この項の構成〉

(1) トレース取得ポイントとPRFトレース取得レベル

イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。

表8‒72 CMTおよびTransactionManagerを使用する場合のトレース取得ポイントの詳細

イベントID

図中の番号

トレース取得ポイント

レベル

0x8811

1

トランザクション開始処理直前

A

0x8812

2

トランザクション開始処理直後

A

0x8815

3

トランザクションコミット処理直前

A

0x8816

4

トランザクションコミット処理直後

A

0x8817

3

トランザクションロールバック処理直前

A

0x8818

4

トランザクションロールバック処理直後

A

(凡例)A:標準

注※ 図8-43および図8-44中の番号と対応しています。

CMTを使用する場合のトレース取得ポイントを,次の図に示します。

図8‒43 CMTを使用する場合のトレース取得ポイント

[図データ]

TransactionManagerを使用する場合のトレース取得ポイントを,次の図に示します。

図8‒44 TransactionManagerを使用する場合のトレース取得ポイント

[図データ]

(2) 取得できるトレース情報

CMTおよびTransactionManagerを使用する場合に取得できるトレース情報を次の表に示します。

表8‒73 CMTおよびTransactionManagerを使用する場合に取得できるトレース情報

図中の番号

イベントID

レベル

取得できる情報

インタフェース名

オペレーション名

オプション

1

0x8811

A

2

0x8812

A

  • 正常時

    <入り口時刻>

  • 例外発生時

    <入り口時刻><例外名>

3

0x8815

A

0x8817

A

4

0x8816

A

  • 正常時

    <入り口時刻>

  • 例外発生時

    <入り口時刻><例外名>

0x8818

A

(凡例)A:標準 −:該当なし

注※ 図8-43および図8-44中の番号と対応しています。