2.5.7 1:1系切り替えシステムでトラブルが発生した場合
1:1系切り替えシステムで,待機系のホストへの系切り替え処理がデータベースサーバの障害(サーバダウンやデッドロックなど)によってタイムアウトした場合の対処について,OSごとに説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) Windowsの場合
ログを取得してから,手動で待機系ホストをオンラインにしてください。
(a) 1:1系切り替えシステムのログの取得
1:1系切り替えシステムでトラブルが発生した場合,クラスタログを取得する必要があります。Windowsを標準パスにインストールした場合のクラスタログの出力先を次に示します。
C:\WINDOWS\cluster\cluster.log
クラスタログには次の情報が出力されます。
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クラスタサービスの稼働ログ
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VBScriptの構文にエラーがあった場合のエラーメッセージ
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汎用スクリプトのResource.LogInformationメソッド
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その他のメッセージ
クラスタログの詳細については,Windowsのドキュメントを参照してください。
また,J2EEサーバが動作しない場合は,Component Containerのログも参照してください。
(b) 1:1系切り替えシステムの手動リカバリ
次の手順で,1:1系切り替えシステムを手動でリカバリしてください。
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データベースを再起動するなどして,タイムアウトした原因を解消します。
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待機系のホストの対象リソースをオンラインにします。
(2) UNIXの場合
データベースを再起動するなどして,タイムアウトした原因を解消してください。