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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編


11.4.4 ユーザエントリのスキーマ定義(シングルサインオン用)

[ユーザエントリのスキーマ定義(シングルサインオン用)]画面を次の図に示します。

図11‒5 [ユーザエントリのスキーマ定義(シングルサインオン用)]画面

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 機能概要

ユーザエントリを追加または削除,および暗号化データ(SecretData)を変更した場合に,他システムと同期を取るためのリスナクラスを設定します。

注意事項

リポジトリ管理では,イベントリスナクラスのインスタンスを取得する際,デフォルトコンストラクタを呼び出します。そのため,リポジトリ管理で使用するイベントリスナクラスでは,オーバーライドされたコンストラクタで初期化処理などをしないでください。

(2) 表示手順

画面の表示手順を次に示します。

  1. 運用管理ポータルで[リポジトリ管理]アンカーをクリックします。

  2. ツリーペインで[レルム管理]−[<レルム名>]をクリックします。

    このとき,レルム作成時に[Single Sign-Onのみ使用する。]をチェックしたレルム名をクリックしてください。

  3. [ユーザエントリのスキーマ定義]タブをクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. [リスナクラス名]を指定して,[追加]ボタンをクリックします。

  2. [更新]ボタンをクリックします。

    [リスナクラスの登録]で追加または削除した情報は,[更新]ボタンをクリックしないと有効になりません。必ず[更新]ボタンをクリックしてください。

    エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

レルム名

レルム名が表示されます。

ベースDN

レルムのベースDNが表示されます。

リスナクラスの登録

イベントリスナクラスのクラス名を完全限定名で指定し,[追加]ボタンをクリックします。イベントリスナクラスは複数登録できます。削除する場合は,削除するリスナクラスの[削除]ボタンをクリックします。

指定するイベントリスナクラスは,統合ユーザ管理フレームワークが提供するSSODataListenerインタフェースを実装し,次のディレクトリに格納しておいてください。

  • Windowsの場合

    <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\containers\m\j2eeapps\mngsvr\WEB-INF\classes

  • UNIXの場合

    /opt/Cosminexus/manager/containers/m/j2eeapps/mngsvr/WEB-INF/classes

[更新]ボタン

指定した内容で定義します。