Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


付録C.1 ランタイムに関する規約

ランタイムに関する規約には,コンテナ側の責任とJPAプロバイダ側の責任があります。

〈この項の構成〉

(1) コンテナ側の責任

(2) JPAプロバイダ側の責任

アプリケーションで使用するエンティティマネージャが,トランザクションスコープの永続化コンテキストを使用するように定義されているか,拡張永続化コンテキストを使用するように定義されているかは,JPAプロバイダには伝わりません。JPAプロバイダでの責任は,コンテナが要求したときにエンティティマネージャを作成し,トランザクションからトランザクションの決着の通知を受け取るためのSynchronizationをトランザクションに登録することです。

(3) javax.transaction.TransactionSynchronizationRegistryインタフェース

JPAプロバイダは,トランザクションにSynchronizationを登録したり,トランザクションをロールバックにマークしたりするために,TransactionSynchronizationRegistryインタフェースを使用できます。TransactionSynchronizationRegistryのインスタンスは,JNDIを使用して「java:comp/TransactionSynchronizationRegistry」という名前でルックアップできます。

インタフェース定義は標準仕様書を参照してください。