18.4.4 展開ディレクトリ形式を使用する場合の注意事項
展開ディレクトリ形式を使用する場合の注意事項を次に示します。
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展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションでは,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションと比べて,次の作業ができません。
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EJB-JAR/WAR/RARの追加
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EJB-JAR/WAR/RARの削除
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ライブラリJARの追加
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ライブラリJARの削除
展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションでこれらの作業を実施したい場合には,次の手順で実施してください。
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J2EEサーバから展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションを削除します。
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アプリケーションディレクトリを修正します。
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修正した展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートします。
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展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションを使用する場合には,J2EEアプリケーションが任意のリソースへアクセスできるように,セキュリティの設定を変更することをお勧めします。セキュリティの設定の変更については,「18.4.3 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションを使用するための設定(セキュリティの設定変更)」を参照してください。
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展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートする場合に,アプリケーションディレクトリのパスとしてUNC名を含むパスは指定できません。UNC名を含むパスを指定した場合には,コマンドの実行エラーになります。
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J2EEサーバの起動処理中やサーバ管理コマンドの実行中にアプリケーションディレクトリ以下のファイルおよびディレクトリを追加/削除/上書きしないでください。
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application.xmlに<alt-dd>タグが指定されているJ2EEアプリケーションは,展開ディレクトリ形式で使用できません。展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートする場合,またはEARファイルや,J2EEサーバからエクスポートしたZIPファイルを展開ディレクトリ形式でインポートする場合に,J2EEアプリケーションのapplication.xmlに<alt-dd>タグが指定されているときは,コマンドの実行エラーになります。
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J2EEサーバ内で,複数のJ2EEアプリケーションが同一のディレクトリをアプリケーションディレクトリとして指定することはできません。展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートする場合,またはEARファイルや,J2EEサーバからエクスポートしたZIPファイルを展開ディレクトリ形式でインポートする場合に,指定したディレクトリがすでにほかのJ2EEアプリケーションのアプリケーションディレクトリであるときは,コマンドの実行エラーになります。
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次のディレクトリをアプリケーションディレクトリまたはWARディレクトリとして持つJ2EEアプリケーションが,すでにJ2EEサーバ内に存在する場合,インポートでコマンドの実行エラーになります。
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cjimportappコマンドの-aオプション,または-dオプションに指定したディレクトリの上位にあるディレクトリ
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cjimportappコマンドの-aオプション,または-dオプションに指定したディレクトリの下位にあるディレクトリ
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cjimportappコマンドの-aオプションにWindowsのドライブ直下(C:\など)のディレクトリ,またはUNIXのルートディレクトリ(/)を指定してインポートする場合は,application.xmlファイルの<display-name>タグにアプリケーション名を指定してください。
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インポート時に指定したJARファイル名は,作業ディレクトリ中のディレクトリ名として用いられます。作業ディレクトリのパス長がプラットフォームの上限に達しないようにJARファイル名を指定してください。作業ディレクトリのパス長の見積もりについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「付録C.1 J2EEサーバの作業ディレクトリ」を参照してください。
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アプリケーションディレクトリ以下にJavaソースファイルを置くような構成は推奨しません。同じディレクトリに置かれているクラスファイルとJavaソースファイルの同期が取れていない場合,アプリケーションの開始やリロードに失敗する場合があります。
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次の半角記号はエスケープ文字として扱われるため,アプリケーションディレクトリ名およびモジュール名には指定しないでください。
! # % +
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アプリケーションディレクトリ以下に置かれているJARファイルはライブラリJARとして扱われます。このため,アプリケーションディレクトリ以下には,cjgetstubsjarコマンドで取得したスタブおよびインタフェースを置かないでください。
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展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートする際,EJB-JARディレクトリとWARディレクトリを除くアプリケーションディレクトリ以下を対象にライブラリJARが検索されます。このため,EJB-JARディレクトリとWARディレクトリを除くアプリケーションディレクトリ以下に多数のファイルがある場合,インポートに時間が掛かることがあります。
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アプリケーションの開始時,インポート時に展開されるWARファイル,EJB-JARファイル,またはEARファイルに含まれるエントリの展開後のファイル絶対パスが,それぞれのルートディレクトリ内にない場合,KDJE42389-Eのエラーメッセージを出力して,ファイルの展開処理を中断します。