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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


15.2 この章で使用する用語の定義

この章で使用する用語の定義について説明します。

表15‒2 この章で使用する用語の定義

用語

定義

ターゲットクラス

インターセプタの適用対象となるコンポーネントのクラスです。EJBの実装クラスやCDIのBeanクラスがあります。

インターセプタクラス

ターゲットクラス自体とは別に,インターセプタメソッドを持つクラスです。ターゲットクラスやターゲットクラスのメソッド・コンストラクタに関連づけることができます。

インターセプタメソッド

ターゲットクラスのメソッド呼び出し,コンストラクタ呼び出し,またはライフサイクルイベントの前後に割り込むメソッドです。

ビジネスメソッドインターセプタメソッド

ビジネスメソッド呼び出しの前後に割り込むAroundInvokeメソッドのことです。

タイムアウトメソッドインターセプタメソッド

タイムアウトメソッド呼び出しの前後に割り込むAroundTimeoutメソッドのことです。

ライフサイクルコールバックインターセプタメソッド

ライフサイクルイベントの前後に割り込むメソッドです。AroundConstructメソッドはターゲットクラスのコンストラクタ呼び出しに割り込みます。PostConstructメソッドはターゲットクラスのインスタンス生成とDIが終わった直後に呼び出されます。PreDestoryメソッドはコンテナによるインスタンスの破棄に割り込みます。EJB仕様ではPostActivateメソッドとPrePassivateメソッドも定義されています。

DI

Dependency Injectionの略称です。

EJBインターセプタ

Interceptorsアノテーションで,ターゲットクラスまたはそのメソッド・コンストラクタに関連づけられたインターセプタクラスです。Interceptors仕様が定まる以前はEJB3.0仕様で定義されていたインターセプタです。

CDIインターセプタ

InterceptorBinding型のアノテーションとInterceptorアノテーションを宣言したインターセプタクラスです。Interceptors仕様が定まる以前はCDI1.0仕様で定義されていたインターセプタです。