4.6.5 電文の送信
TP1インバウンドアダプタがOpenTP1へ電文を送信する際の動作を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) RPC応答と同期点処理送信時の動作
RPC応答は,RPC通信機能のリクエスト受け付けスレッド,受信タイマ監視スレッド,スケジュール機能のMessage-driven Bean(サービス)呼び出しスレッド,およびMessage-driven Bean(サービス)の停止処理を実行するスレッドが送信します。同期点処理は,トランザクション連携機能の同期点電文送受信スレッドが送信します。
次にRPC応答と同期点処理をOpenTP1に送信するときの流れを示します。
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OpenTP1へ電文を送信する際,コネクション管理機能から送信先のOpenTP1とのコネクションを取得します。
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コネクションを取得したスレッドは,取得したコネクションを使用してOpenTP1へ電文を送信します。
(2) 電文の送信時の設定
電文の送信時の設定は,Connector属性ファイルに指定します。指定する項目は次のとおりです。
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電文送信時のTCP/IPのバッファサイズ
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send_buffer_sizeプロパティ
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送信リトライ
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send_retry_countプロパティ
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send_retry_intervalプロパティ
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送信タイムアウト時間
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tcp_send_timeoutプロパティ
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TCP_NODELAYオプション
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ipc_tcpnodelayプロパティ
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指定方法の詳細については,「4.12.2 リソースアダプタの設定」を参照してください。