3.18 ファイアウォール環境での運用のための機能
ファイアウォールをシステムに組み込んで運用する場合,通信に使用するポートを固定し,固定したポートを使用した通信だけを許可する必要があります。
この節の構成を次の表に示します。
分類 |
タイトル |
参照先 |
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解説 |
トランザクションリカバリ用通信ポート |
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スマートエージェントが使用する通信ポート |
||
設定 |
ファイアウォール環境での運用のための設定 |
- 参考
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コネクションスイーパによる通信性能低下の回避
ファイアウォールには,一定時間以上無通信のセッションを強制切断する機能を持つものがあります。ファイアウォールがアプリケーションサーバとデータベースサーバの間に配置されていて,コネクションプールが有効の場合には,しばらくの間使用されなかったコネクションがファイアウォールによって切断されることがあります。その後の切断されたコネクションの使用は,長時間の待ちが発生します。この現象は,ファイアウォールの無通信切断時間よりも早い時間で未使用コネクションを破棄するようにコネクションスイーパ機能を設定することで回避できます。