2.6.1 別名を付けられる対象
ここでは,別名を付けられる対象について説明します。
別名は,Enterprise BeanまたはJ2EEリソースに付けられます。
(1) Enterprise Beanに対する別名
別名を付けられるのは,次のインタフェースを持つEnterprise Beanです。
-
リモートホームインタフェース
-
ローカルホームインタフェース
-
リモートビジネスインタフェース
-
ローカルビジネスインタフェース
なお,以降,リモートホームインタフェースとリモートビジネスインタフェースをあわせて,リモートインタフェースといいます。また,ローカルホームインタフェースとローカルビジネスインタフェースをあわせてローカルインタフェースといいます。
- 参考
-
リモートインタフェースとローカルインタフェースの別名は,異なる属性として設定します。詳細は,「2.6.5 Enterprise Beanの別名の設定」を参照してください。
(2) J2EEリソースに対する別名
別名を付与できるのは,次の表に示すJ2EEリソースです。
J2EEリソースの種別 |
別名付与の可否 |
|
---|---|---|
リソースアダプタ |
DB Connector |
○※1 |
DB Connector for Reliable Messaging |
○ |
|
Reliable Messaging |
○※2 |
|
TP1 Connector |
○ |
|
TP1/Message Queue - Access |
○※2 |
|
そのほかのリソースアダプタ |
○※3 |
|
メールコンフィグレーション |
○ |
|
JavaBeansリソース |
○ |
(凡例) ○:別名を付けられる
注※1 クラスタコネクションプール機能(互換機能)を使用する場合,メンバリソースアダプタには別名を付けられません。
注※2 属性ファイルの<resource-env-ref>に指定するjavax.jms.ConnectionFactoryオブジェクトに別名を付けられます。<resource-env-ref>に指定するjavax.jms.Destinationオブジェクトには別名を付けられません。
注※3 Connector 1.5仕様に準拠するリソースアダプタの場合,管理対象オブジェクトに別名は付与できません。