7.9.3 注意事項
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JP1ユーザ認証連携機能を有効にすると,仮想サーバマネージャに対するアカウントを操作する機能が使用できなくなります。また,アカウント情報を表示する機能や,管理ユニットの管理で使用する機能でも処理に変更があります。
JP1ユーザ認証連携機能を有効にした場合に,影響のある仮想化システムで使用するコマンドを次の表に示します。
表7‒8 影響のある仮想化システムで使用するコマンド(JP1ユーザ認証連携機能を有効にした場合) 項番
コマンド名称
実行可否
コマンド実行時の処理
コマンド
サブコマンド
1
vmiaccount
create
×
KEOS29739-Eメッセージを出力し,処理を中止します。
2
delete
×
3
list
×
4
password
×
5
vmiunit
info
○
Owner(管理ユニットの所有者)は出力されません。UnitName(管理ユニット名)とDescription(説明)が出力されます。
6
vmiunitadmin
changeowner
×
KEOS29739-Eメッセージを出力し,処理を中止します。
7
create
○
認証サーバで設定済みの管理ユニット名と異なる管理ユニット名を指定した場合は,KEOS29696-Eメッセージを出力し,処理を中止します。
8
list
○
Owner(管理ユニットの所有者)は出力されません。UnitName(管理ユニット名)とDescription(説明)が出力されます。
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JP1ユーザ認証連携機能を有効にすると,仮想サーバマネージャ管理者アカウントに関する処理が実行できなくなります。仮想サーバマネージャ管理者アカウントに関する処理を含むコマンド(mngsvrctlコマンド)の引数「setup」を使用して,仮想サーバマネージャをセットアップする場合に,-uオプションと-pオプションを指定すると,KEOS29740-Wメッセージが出力されます。この場合,-uオプションと-pオプションの指定は無視され,セットアップ処理は続行されます。