7.8.1 設定方法
ユーザスクリプトは,ユーザが任意で作成するファイルです。作成したファイルは,vmiunitコマンドのサブコマンド「script」を実行したタイミングで初めて仮想サーバ上に配布され,その処理が実行されます。
ユーザスクリプトのファイル名と格納先,記述形式を次の表に示します。
仮想サーバのゲストOS |
ファイル名 (固定) |
ファイルの格納先 |
記述形式 |
---|---|---|---|
Windows |
user-script.bat |
<ユーザスクリプト配置ディレクトリ> |
バッチ形式 |
Linux |
user-script |
<ユーザスクリプト配置ディレクトリ> |
シェル形式 |
<ユーザスクリプト配置ディレクトリ>は,任意のディレクトリです。このディレクトリには,ユーザスクリプト以外のファイルやディレクトリも配置できます。ここに配置したファイルやディレクトリは,コマンド実行時にユーザスクリプトが配布されると同時に,仮想サーバ上へ配布されてユーザスクリプトから参照できるようになります。<ユーザスクリプト配置ディレクトリ>内のファイルおよびディレクトリは,仮想サーバ上の次のディレクトリに格納されます。ここに格納されたファイルおよびディレクトリは,ユーザスクリプトの処理が完了すると削除されます。
- ゲストOSがWindowsの場合
-
<Application Serverのインストールディレクトリ>\sinagent\work\userscript_dir
- ゲストOSがLinuxの場合
-
<Application Serverのインストールディレクトリ>/sinagent/work/userscript_dir
また,ユーザスクリプトでは,実行時に設定される環境変数「VMI_VIRTUALID」を使用できます。環境変数「VMI_VIRTUALID」には,仮想サーバ識別子(管理LANに接続されているIPアドレス)が設定されます。