7.4.6 管理ユニットに関する情報の取得
管理ユニットの情報と状態,管理ユニットに属する仮想サーバの一覧を取得します。管理ユニットの情報を監視したいときに使用します。
(1) 管理ユニットの情報取得
管理ユニットの情報を取得する機能です。操作対象とする管理ユニットの情報を確認したいときに使用します。
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実行方法
- 実行できるユーザ
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・仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
・システム構築者アカウントを持つユーザ
- 実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
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vmiunitコマンドのサブコマンド「info」を実行します。
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実行結果
仮想サーバマネージャによるアカウント管理を利用する場合は,管理ユニットの情報として,管理ユニット名,所有者,説明およびティアの構成が取得されます。JP1/Base(認証サーバ)によるアカウント管理を利用する場合は,管理ユニットの情報として,管理ユニット名および説明が取得されます。
(2) 管理ユニットまたは仮想サーバグループごとの状態取得
管理ユニットまたは仮想サーバグループの状態を取得する機能です。操作対象とする管理ユニットまたは仮想サーバグループの状態や,それぞれに属する仮想サーバの状態を確認したいときに使用します。
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実行方法
- 実行できるユーザ
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・仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
・システム構築者アカウントを持つユーザ
- 実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
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vmiunitコマンドのサブコマンド「status」を実行します。
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実行結果
-targetオプションで指定した対象(管理ユニット,仮想サーバグループまたは仮想サーバ)の状態が取得されます。
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管理ユニットを指定した場合
管理ユニットごとの,管理ユニットに属する仮想サーバグループの数(業務を運用中の仮想サーバグループの数,不正な状態の仮想サーバグループの数と,それらの合計)が取得されます。
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仮想サーバグループを指定した場合
管理ユニットに属する仮想サーバグループごとの,取り込み済みの定義ディレクトリの状態と,仮想サーバグループ内の仮想サーバの数(業務を運用中の仮想サーバの数,不正な状態の仮想サーバの数と,それらの合計)および障害マーク状態(設定時刻,コメント)が取得されます。
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仮想サーバを指定した場合
管理ユニットまたは仮想サーバグループに属する仮想サーバごとの,定義ディレクトリの変更範囲,仮想サーバのステータス(論理ステータス,実ステータスと負荷分散機ステータス),接続状態および障害マーク状態(設定時刻,コメント)が取得されます。仮想サーバのステータスの種類については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「vmiunit status(管理ユニットまたは仮想サーバグループの状態表示)」を参照してください。
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(3) 管理ユニットまたは仮想サーバグループに属する仮想サーバの一覧取得
管理ユニットに属するすべての仮想サーバや,仮想サーバグループ内の仮想サーバの一覧を取得する機能です。管理ユニットまたは仮想サーバグループに登録されている仮想サーバを確認したいときに使用します。
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実行方法
- 実行できるユーザ
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・仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
・システム構築者アカウントを持つユーザ
- 実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
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vmiunitコマンドのサブコマンド「list」を実行します。
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実行結果
管理ユニットに属するすべての仮想サーバの一覧が取得されます。仮想サーバごとに,仮想サーバ識別子,サーバ通信エージェントのポート番号,業務用IPアドレス,ティア識別子および仮想サーバグループ名が取得されます。なお,実行結果は-formatオプションで指定した形式(リスト形式またはファイル(xml)形式)で出力されます。