7.3.1 管理ユニットの作成と削除
管理ユニットを作成または削除します。
(1) 仮想サーバマネージャへの管理ユニットの作成
仮想サーバマネージャに管理ユニットを作成する機能です。システム構築者が新規に業務を開始するために,仮想サーバマネージャに管理ユニットを作成するときに使用します。または,システム構築者に管理ユニットを提供するために,仮想サーバマネージャ管理者が管理ユニットを作成するときにも使用します。
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実行方法
- 実行できるユーザ
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・仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
・システム構築者アカウントを持つユーザ
- 実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
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vmiunitadminコマンドのサブコマンド「create」を実行します。
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実行結果
指定した名称で新しい管理ユニットが,仮想サーバマネージャに作成されます。この機能を実行したユーザによって,作成した管理ユニットにアクセスできるユーザが異なります。
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システム構築者アカウントを持つユーザが作成した場合
システム構築者が所有者となり,管理ユニットにアクセスできるアカウントとして設定されます。この管理ユニットには,仮想サーバマネージャ管理者もアクセスできます。
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仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザが作成した場合
仮想サーバマネージャ管理者が所有者となり,管理ユニットにアクセスできるアカウントとして設定されます。仮想サーバマネージャ管理者以外のユーザ(システム構築者)はアクセスできません。システム構築者に提供する場合は,管理ユニットの所有者を変更します。詳細は,「7.3.2 管理ユニットの所有者の変更(仮想サーバマネージャによるアカウント管理利用時)」を参照してください。
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注意事項
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システム構築者は複数の管理ユニットを作成できます。
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同じ名称の管理ユニットは複数作成できません。また,ほかのシステム構築者が作成した管理ユニット名と重複する場合も作成できません。
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作成済みの管理ユニット名は変更できません。変更する場合は,管理ユニットを削除してから作成し直してください。
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JP1/Base(認証サーバ)によるアカウント管理を利用する場合は,作成する管理ユニットに対する権限を,認証サーバのJP1/Baseであらかじめ設定してください。管理ユニットは管理ユニット名を指定して作成するため,管理ユニットに対する権限が設定されていないシステム構築者では作成できません。
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(2) 仮想サーバマネージャからの管理ユニットの削除
仮想サーバマネージャから管理ユニットを削除する機能です。システム構築者が業務を終了するために,仮想サーバマネージャから管理ユニットを削除するときに使用します。または,仮想サーバマネージャ管理者が使用されていない管理ユニットを仮想サーバマネージャから削除するときにも使用します。
負荷分散機を利用している場合には,負荷分散機連携機能を呼び出します。詳細は,「7.6 仮想サーバマネージャから負荷分散機を制御するための機能(負荷分散機連携機能)」を参照してください。
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実行方法
- 実行できるユーザ
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・仮想サーバマネージャ管理者アカウントを持つユーザ
・システム構築者アカウントを持つユーザ
- 実行するコマンドまたは呼び出し元の機能
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vmiunitadminコマンドのサブコマンド「delete」を実行します。
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実行結果
指定した名称の管理ユニットが,仮想サーバマネージャから削除されます。
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注意事項
管理ユニットを削除する前に,管理ユニットに登録されている仮想サーバは削除しておいてください。