5.2.2 仮想サーバマネージャへの管理ユニットの作成
ここでは,仮想サーバマネージャに管理ユニットを作成する手順について説明します。作成した管理ユニットに対して,仮想サーバグループを登録したり,定義ディレクトリを反映したりします。管理ユニットを作成する手順は,アカウントの管理方法によって異なります。アカウントの管理方法ごとに手順を説明します。
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仮想サーバマネージャによるアカウント管理を利用している場合
仮想サーバマネージャで管理しているシステム構築者アカウントを持つユーザが管理ユニットを作成する手順について説明します。
- ポイント
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作業を実施するユーザ:システム構築者
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管理用端末マシンから仮想化システム管理用サーバマシンにリモート接続します。
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vmiunitadminコマンドのサブコマンド「create」を使用して,管理ユニットを作成します。
ここでは,管理ユニット「gyoumu_a」を作成する場合のコマンドの実行例を示します。
vmiunitadmin create -unit gyoumu_a
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JP1/Base(認証サーバ)によるアカウント管理を利用している場合
認証サーバのJP1/Baseで管理しているシステム構築者アカウントを持つユーザが管理ユニットを作成する手順について説明します。
- ポイント
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作業を実施するユーザ:システム構築者,JP1アカウント管理者
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システム構築者は,メールなどを利用して,新規に作成する管理ユニットに対する操作権限の追加をJP1アカウント管理者に依頼します。
管理ユニットに対する操作権限を追加するために必要なアカウント情報(JP1ユーザー名,JP1資源グループ(管理ユニット名),JP1権限レベル)をJP1アカウント管理者に連絡します。
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JP1アカウント管理者は,認証サーバ(仮想化システム管理用サーバマシンまたはJP1管理用サーバマシン)で,JP1/Baseに設定済みの手順1.のJP1ユーザーに対して,JP1資源グループ(管理ユニット名),JP1権限レベルを追加します。
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JP1アカウント管理者は,メールなどを利用して,JP1資源グループとJP1権限レベルの追加完了をシステム構築者に通知します。
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システム構築者は,管理用端末マシンから仮想化システム管理用サーバマシンにリモート接続します。
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システム構築者は,vmiunitadminコマンドのサブコマンド「create」を使用して,管理ユニットを作成します。
ここでは,管理ユニット「gyoumu_a」を作成する場合のコマンドの実行例を示します。
vmiunitadmin create -unit gyoumu_a