14.4.2 トレースファイルの出力先
出力されるSOAPトレースおよびJAXRトレースの出力先と,トレースファイル名を示します。
- 〈この項の構成〉
(1) SOAPトレース
出力されるSOAPトレースファイルの種類やトレースファイル名は,次に示す場合で異なります。
-
J2EEサーバ上で動作する場合
J2EEサーバ上で動作するSOAPサービス,およびJ2EEサーバ上で動作するSOAPクライアント(サーブレット,EJB)が該当します。
-
J2EEサーバ上で動作しない場合
J2EEサーバ上で動作しないSOAPクライアント(コマンドライン),および開発支援コマンドが該当します。
J2EEサーバ上で動作する場合,およびJ2EEサーバ上で動作しない場合に分けて,出力されるトレースファイルの種類,出力先,トレースファイル名を示します。
(a) J2EEサーバ上で動作する場合
トレースファイルの種類 |
トレースファイルの出力先 |
トレースファイル名 |
---|---|---|
Application Serverのメッセージログ |
<J2EEサーバのログ出力先フォルダ>※1 |
cjmessage?.log(?:1〜16)※1※5 |
サーバトレース |
<J2EEサーバのログ出力先フォルダ>\WS |
サーバ定義ファイル(c4websv.cfg)で設定したファイル名称となります。※2※5 |
クライアントトレース |
<J2EEサーバのログ出力先フォルダ>\WS |
クライアント定義ファイル(c4webcl.properties)で設定したファイル名称となります。※3※5 |
デフォルトトレース |
<J2EEサーバのログ出力先フォルダ>\WS |
c4webcl-default-?.log(?:1〜16)※4※5 |
- 注※1
-
マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」で記述しているJ2EEサーバのログ取得の設定,およびトラブルシューティングの資料取得の設定についての説明を参照してください。
- 注※2
-
サーバ定義ファイルの設定については,「10.2 サーバ定義ファイルの設定」を参照してください。
- 注※3
-
クライアント定義ファイルの設定については,「10.3 クライアント定義ファイルの設定」を参照してください。
- 注※4
-
(?:1〜16)は,共通定義ファイルの設定によって最大値が異なります。
共通定義ファイルの設定については,「10.4 共通定義ファイルの設定」を参照してください。
- 注※5
-
デフォルトでは,出力先ファイルが指定したファイルサイズになると,SOAPトレースの出力先を次のファイルに切り替えます(ラップアラウンドモード)。J2EEサーバ上で動作する場合,SOAPトレースを出力していたファイルを指定した時刻でリネームし,SOAPトレースの出力先ファイル名を変更しないこともできます(シフトモード)。シフトモードの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」で記述しているトラブルシューティングのための準備についての説明を参照してください。
(b) J2EEサーバ上で動作しない場合
トレースファイルの種類 |
トレースファイルの出力先 |
トレースファイル名 |
---|---|---|
Application Serverのメッセージログ |
<J2EEサーバのログ出力先フォルダ>※1 |
cjclmessage?.log(?:1〜16)※1 |
クライアントトレース |
<J2EEサーバのログ出力先フォルダ>\WS |
クライアント定義ファイル(c4webcl.properties)で設定したファイル名称となります。※2 |
デフォルトトレース |
<J2EEサーバのログ出力先フォルダ>\WS |
c4webcl-default-?.log(?:1〜16)※3 |
提供コマンドトレース |
<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\client\logs\system\ejbcl\WS |
Java2WSDLコマンド:Java2WSDL-?.log WSDL2Javaコマンド:WSDL2Java-?.log Java2WSDDコマンド:Java2WSDD-?.log (?:1〜16)※3 |
- 注※1
-
マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」で記述しているEJBクライアントアプリケーションのシステムログについての説明を参照してください。
- 注※2
-
クライアント定義ファイルの設定については,「10.3 クライアント定義ファイルの設定」を参照してください。
- 注※3
-
(?:1〜16)は,共通定義ファイルの設定により最大値が異なります。
共通定義ファイルの設定については,「10.4 共通定義ファイルの設定」を参照してください。
(2) JAXRトレース
JAXRトレースファイルの出力先およびトレースファイルの名称を次の表に示します。
トレースファイルの種類 |
トレースファイルの出力先 |
トレースファイル名 |
---|---|---|
JAXRトレース |
システムプロパティ(com.cosminexus.xml.registry.trace.file_path)で設定したディレクトリに出力します。 |
<システムプロパティ(com.cosminexus.xml.registry.trace.file_path)で設定したファイル名>n.log (n:1〜16) |
- 注意事項
-
トレースファイルの出力先ディレクトリ下には,トレースファイル以外のファイル(拡張子が.log以外のファイル)が生成されます。このファイルはSOAPクライアントまたはSOAPサービスを停止しても削除されないので,適宜削除してください。