setProperty
インタフェース名:Call
- 機能
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設定するプロパティを指定します。指定できるプロパティを次の表に示します。
表13‒18 指定できるプロパティ キー名称
設定内容
型
指定値
javax.xml.rpc.security.auth.username
HTTPベーシック認証のユーザ名
java.lang.String
「:」(コロン)以外の任意の文字列を指定します。空文字列も指定できます。次の値を指定した場合は,JAXRPCExceptionがスローされます。
-
nullを指定した場合
-
「:」(コロン)を含む文字列を指定した場合
サービスのURLにユーザ名を指定していた場合でも,このプロパティの設定が有効になります。このプロパティを設定することで既存の値が上書きされるので注意してください。
javax.xml.rpc.security.auth.password
HTTPベーシック認証のパスワード
java.lang.String
任意の文字列を指定します。空文字列も指定できます。nullは指定できません。nullを指定した場合は,JAXRPCExceptionがスローされます。
サービスのURLにパスワードを指定していた場合でも,このプロパティの設定が有効になります。このプロパティを設定することで既存の値が上書きされるので注意してください。
両プロパティの指定値の組み合わせによって,HTTP Authorizationヘッダの値は次のとおりとなります。
表13‒19 username/passwordの指定値とHTTP Authorizationヘッダの値の対応 username指定値
password指定値
Authorizationヘッダの値
指定なし
指定なし
ヘッダなし
空文字列
指定なし
":"のBase64エンコード
空文字列
空文字列
":"のBase64エンコード
空文字列
任意文字列
":任意文字列"のBase64エンコード
":"以外の任意文字列
指定なし
"任意文字列:"のBase64エンコード
":"以外の任意文字列
空文字列
":任意文字列:"のBase64エンコード
":"以外の任意文字列
任意文字列
"任意文字列:任意文字列"のBase64エンコード
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- 構文
setProperty(String name, Object value)
- 引数
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表13‒20 setPropertyメソッドの引数 仮引数名
名称
in/out
説明
name
プロパティ名
in
プロパティ名を指定します。
value
プロパティ値
in
プロパティ値を指定します。
- 戻り値
-
ありません。
- 例外
-
次の場合にJAXRPCException例外がスローされます。
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nameにnullを設定した場合
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valueに不正な値を指定した場合
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valueが指定の型と異なる場合
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指定できるプロパティ以外のプロパティ名を指定した場合
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