10.6.5 SOAPAction値の扱いに関するオプション
SOAPエンジンでは,HTTPヘッダ中にSOAPAction値自体がない場合にSOAP Faultメッセージを返しています。このオプションの設定によって,SOAPAction値がない場合の動作を,SOAP Faultメッセージを返すか,空文字("")として振る舞うかを設定できます。SOAPAction値の扱いは,動作定義ファイルに「fault_omit_soapaction」キーを追加して設定します。デフォルトの動作では,SOAP Faultメッセージを返します。なお,このオプションはサーバ定義ファイルで有効です。次に,SOAPAction値がある場合,およびSOAPAction値がない場合のHTTPヘッダの例を示します。
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SOAPAction値がある場合のHTTPヘッダの例
POST /WebX/services/XMLschemaType2 HTTP/1.0 Content-Length: 774 Host: localhost Content-Type: text/xml; charset=utf-8 SOAPAction: ""
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SOAPAction値がない場合のHTTPヘッダの例
POST /WebX/services/XMLschemaType2 HTTP/1.0 Content-Length: 774 Host: localhost Content-Type: text/xml; charset=utf-8