4.3.3 サービスデプロイ定義を生成する
Java2WSDDコマンドを使用して,読み込んだRMI-IIOPインタフェースをSOAPアプリケーションとして利用するためのサービスデプロイ定義を生成します。
Java2WSDDコマンドの指定例を示します。
Java2WSDD.bat -p EJB -B userinfo.SLBUserInfoBean -H userinfo.SLBUserInfoHome -J HITACHI_EJB/SERVERS/MyServer/EJB/UserInfoBean/SLBUserInfo userinfo.SLBUserInfo
このコマンドを実行すると,カレントディレクトリにサービスデプロイ定義(server-config.xml)が生成されます。
この例で指定しているオプションの意味を示します。
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-pオプションでプロバイダ種別を指定します。EJBを指定することで,EJBのサービスデプロイ定義が生成されます。
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-BオプションでBeanクラスを指定します。
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-Hオプションでホームインタフェースを指定します。
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-JオプションでJNDI名前空間を指定します。
必要に応じてほかのオプションも指定してください。オプションについては,「9.3 Java2WSDDコマンド(サービスデプロイ定義の生成)」を参照してください。
- 注意事項
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EJBをSOAPサービスのエンドポイントとして利用する場合で,Stateful Session BeanおよびEntity Beanを利用する場合は,DeployScopeを「Session」にして,クライアント定義ファイルの「app_maintainsession」オプションをtrueにしてください。なお,次の場合は,SOAPサービスへのリクエストごとにEJBオブジェクトが生成されるためメモリ不足またはリソース不足が発生するおそれがあります。
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DeployScopeを「Request」にしたとき
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DeployScopeを「Session」にして,かつクライアント定義ファイルの「app_maintainsession」オプションがfalseのとき
このセッションは,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」で記述している「J2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎ」には対応していません。
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