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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


5.9.1 オンラインを停止してHCSCコンポーネントを入れ替える場合

各種停止コマンドおよびビジネスプロセス・サービスアダプタの開始コマンドを実行する場合は,FullGCの発生を抑止することをお勧めします。

オンラインを停止してHCSCコンポーネントを入れ替える場合,次の手順例のように各運用コマンドで-nogcオプションを指定すると,FullGCの発生回数を抑止できます。

  1. 受付停止

    cscrcptnstop -csc <HCSCサーバ名> -nogc
  2. ビジネスプロセス・サービスアダプタの停止

    csccompostop -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスID> -nogc
  3. ビジネスプロセス・サービスアダプタの削除

    csccompoundeploy -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスID> -nogc
  4. リポジトリインポート

    cscrepctl -import <リポジトリZIP>
  5. ビジネスプロセス・サービスアダプタの配備

    csccompodeploy -csc <HCSCサーバ名> -all
  6. ビジネスプロセス・サービスアダプタの開始

    csccompostart -csc <HCSCサーバ名> -all -nogc
  7. 受付開始

    cscrcptnstart -csc <HCSCサーバ名> -nogc

    このコマンドで-nogcオプションを指定しなかった場合,次の時点でそれぞれ1回ずつFullGCが発生します。これ以外の場合はFullGCは発生しません。

    • HCSCサーバセットアップ直後の標準受付開始時

    • csccompodeployコマンド実行直後のユーザ受付開始時

  8. FullGCの明示的発行(任意)

    javagc -p <J2EEサーバのプロセスID>

    この操作で示すオンライン開始前のFullGCの発行は必須ではありませんが,FullGCを明示的に発行したい場合はjavagcコマンドを利用してください。javagcコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「10. JavaVMで使用するコマンド」を参照してください。

この例では手順1.〜3.,手順6.〜7.でFullGCの発生を抑止しているため,手順全体ではFullGCの発生は手順8.の1回だけです。