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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


5.8.1 データベース稼働マシンのIPアドレスまたはホスト名を変更する場合

データベース稼働マシンのIPアドレスまたはホスト名を変更する場合,データベースの種類に応じて(1)または(2)の作業を実施してください。

〈この項の構成〉

(1) HCSCサーバがセットアップされた状態で,HCSCサーバが使用するデータベース稼働マシンのIPアドレスまたはホスト名を変更する場合

HCSCサーバが利用するデータベース稼働マシンのIPアドレスまたはホスト名を変更する場合は,次に示す定義ファイルの定義項目を確認してください。HCSCサーバセットアップ定義ファイルのプロパティの定義方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.4.3 HCSCサーバセットアップ定義ファイル」を参照してください。

表5‒9 IPアドレスまたはホスト名の変更時に確認する定義項目

定義ファイル名

定義項目

HCSCサーバセットアップ定義ファイル

  • Oracleの場合

    jdbc-url

  • Oracle以外の場合

    jdbc-dbhostname

DB Connectorの定義ファイル

  • HiRDBの場合

    DBHostName

  • HiRDB以外の場合

    serverName

定義項目に定義された内容によって,IPアドレスまたはホスト名の変更方法は次のように異なります。

表5‒10 IPアドレスまたはホスト名の変更方法

定義項目の定義内容

変更方法

IPアドレスの変更

ホスト名の変更

localhost

マシンのIPアドレス・ホスト名のどちらを変更する場合も,定義ファイルの設定内容の変更は不要です。

ホスト名

ホスト名を変更しないでマシンのIPアドレスを変更する場合,定義ファイルの設定内容の変更は不要です。運用管理エージェント,Management Server,HCSCサーバを再起動することで,変更できます。

マシンのホスト名は変更できません。ホスト名を変更する場合は,HCSCサーバを再セットアップしてください。

IPアドレス

マシンのIPアドレスは変更できません。IPアドレスを変更する場合は,HCSCサーバを再セットアップしてください。

(凡例)

−:該当しません。

次の図に,IPアドレスまたはホスト名を変更する場合の例を示します。

図5‒5 HCSCサーバが使用するデータベース稼働マシンのIPアドレスまたはホスト名の変更(HCSCサーバのセットアップ時)

[図データ]

(2) DBアダプタが接続するデータベースのIPアドレスまたはホスト名を変更する場合

DBアダプタが接続するデータベースのIPアドレスまたはホスト名を変更する場合は,次に示す定義ファイルの定義項目を確認してください。

表5‒11 IPアドレスまたはホスト名の変更時に確認する定義項目

定義ファイル名

定義項目

DB Connectorの定義ファイル

  • HiRDBの場合

    DBHostName

  • HiRDB以外の場合

    serverName

定義項目に定義された内容によって,IPアドレスまたはホスト名の変更方法は次のように異なります。

表5‒12 IPアドレスまたはホスト名の変更方法

定義項目の定義内容

変更方法

IPアドレスの変更

ホスト名の変更

localhost

マシンのIPアドレス・ホスト名のどちらを変更する場合も,定義ファイルの設定内容の変更は不要です。

ホスト名

マシンのIPアドレス・ホスト名のどちらを変更する場合も,次の手順で変更できます。

  1. 定義ファイルの定義内容(IPアドレスまたはホスト名)を変更する

  2. 定義ファイルをcjsetrarpropコマンドでDB Connectorへ反映する

  3. HCSCサーバを再起動する

IPアドレス

マシンのIPアドレスを変更する場合,次の手順を実施する必要があります。

  1. 定義ファイルの定義内容(IPアドレス)を変更する

  2. 定義ファイルをcjsetrarpropコマンドでDB Connectorへ反映する

  3. HCSCサーバを再起動する

(凡例)

−:該当しません。

次の図に,IPアドレスまたはホスト名を変更する場合の例を示します。

図5‒6 DBアダプタが接続するデータベースのIPアドレスまたはホスト名の変更

[図データ]