5.2　システム運用時の注意事項

システム運用時の注意事項を次に示します。

• Service Coordinatorは，Reliable Messagingのキューを作成して利用します。このキューをReliable Messagingのコマンドで操作すると，HCSCサーバの状態が不正になるため，キューを操作しないでください。

• Service Coordinatorからネットワークドライブにアクセスできません。コマンドの引数や各種定義に，ネットワークドライブ上のパスを指定しないでください。

• Windowsの場合，HCSCサーバの運用は，すべて「Administrators」グループに属するユーザで実行してください。

• Windowsの場合，HCSC-Manager Plug-inのメニューの活性／非活性の状態がすぐに反映されないで，実行できないメニューが活性化していることがあります。適切な状態にするには，アクティブになっているビューとは別のビューを選択してください。

• Windowsの場合，HCSC-Manager Plug-inを使用するときは，Eclipseメニューから［ウィンドウ］−［新規ウィンドウ］を実行しないでください。

• Windowsの場合，ログイン以外のHCSC-Manager Plug-inの機能は，HCSC-Managerパースペクティブで使用することを推奨します。

• HCSCサーバ運用時に警告メッセージKDCCE0605-Wが出力される場合がありますが，特に対処する必要はありません。

• HCSCサーバ利用時は，RSA BSAFE SSL-Jを使用したSSL/TLS通信は利用できません。

• 旧バージョンのWSDLからスタブを生成していた場合は，新しいバージョンのWSDLを基に，スタブを再生成してください。

• XML電文を送受信した際，電文の内容やシステム構成によっては，電文内の文字が文字参照または実体参照に変換される場合があります。文字参照および実体参照とは，「a」や「<」などの表記方法です。文字参照および実体参照の詳細についてはXML 1.0のドキュメントの，文字参照と実体参照に関する説明を参照してください。

• 09-00でビジネスプロセスのトランザクションのコミットタイミングが変わりました。詳細については，マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「3.4　ビジネスプロセスのトランザクション」を参照してください。

• HCSCサーバでは，パーサ切り替え機能を使用できません。パーサ切り替え機能については，マニュアル「XML Processor ユーザーズガイド」の「3.7　パーサ切り替え機能」を参照してください。

• この製品の08-00以降のバージョンでは，KDEC00001-EとKDEC60002-Eのメッセージテキストにルートアプリケーション情報が表示されます。

• Service Coordinatorは，シンボリックリンクをサポートしていません。各種定義には，シンボリックリンクを含むパスを指定しないでください。

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