Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


3.4.1 テスト環境と本番環境でデータベースとReliable Messagingの使用有無が同じ場合の移行手順

テスト環境と本番環境で,データベースとReliable Messagingの使用有無が同じ場合の移行手順を次に示します。移行の概要については,「1.3.1 ケース1:テスト環境と本番環境でデータベースとReliable Messagingの使用有無を同じ設定で構築した場合」を参照してください。

図3‒11 移行手順(テスト環境と本番環境でデータベースとReliable Messagingの使用有無が同じ場合)

[図データ]

  1. テスト環境のHCSCサーバをセットアップし,システムの構成を定義します。

    HCSC簡易セットアップ機能を使うことで,HCSCサーバのセットアップや,システムの構成が定義できます。

  2. 運用環境からリポジトリをエクスポートし,テスト環境で定義したシステム構成定義を開発環境にインポートします。

  3. 開発環境で,HCSCコンポーネントを作成します。

  4. テスト環境で定義したシステム構成定義を基に,システム構成のどこに配備するかを定義し更新します(配備定義)。

  5. 開発環境で定義した配備定義を含むリポジトリをエクスポートし,運用環境にインポートします。

  6. 開発環境で定義した配備定義を基に,テスト環境にHCSCコンポーネントを配備します。

  7. 本番環境のHCSCサーバをセットアップし,システムの構成を定義します。

    テスト環境と本番環境で,データベースとReliable Messagingの使用有無の設定を同じにします。

    また,テスト環境と本番環境のSOAPモードを同じにしてください。

  8. 開発環境で定義した配備定義を含むリポジトリをエクスポートし,運用環境にインポートします。

    標準インポートを使用すると,HCSCサーバ名やIPアドレスなどが異なる場合でも,テスト環境のリポジトリをそのまま本番環境へ移行できます。

  9. 開発環境で定義した配備定義を基に,本番環境にHCSCコンポーネントを配備します。