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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


付録H.3 セットアップ時の属性ファイルの定義項目(FTPインバウンドアダプタ)

FTPインバウンドアダプタのセットアップ時の属性ファイルの定義項目で,FTPSに関する設定について説明します。そのほかの定義項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.2.3 FTPインバウンドアダプタをセットアップする」を参照してください。

表H‒2 属性ファイルの定義項目一覧(FTPSに関する設定)

定義項目

定義名

値の範囲

デフォルト値

補足

FTPS有効化

server_ftps_enable

trueまたはfalse

false

trueを指定した場合は,FTPSに関する設定が有効になります。

falseを指定した場合は,FTPSに関する設定がすべて無視されます。

制御コネクションのImplicitモード

nioListener_ftps_implicitMode

trueまたはfalse

false

trueを指定した場合は,Implicitモードで動作します。

falseを指定した場合は,Explicitモードで動作します。

キーストアのファイルパス

nioListener_ftps_keystore_file

任意の文字列

空文字列

絶対パスで記述してください。

キーストアのパスワード

nioListener_ftps_keystore_password

6文字以上の任意の文字列

空文字列

キーのパスワード

nioListener_ftps_keystore_keyPassword

6文字以上の任意の文字列

空文字列

この項目を指定しなかった場合は,キーストアのパスワードをキーのパスワードと見なします。

キーのエイリアス

nioListener_ftps_keystore_keyAlias

任意の文字列

空文字列

この項目を指定しなかった場合は,キーストアに含まれる最初のキー(キー証明書のフィンガープリントのバイト列を昇順にしたときの最初のキー)を利用します。

データコネクションの暗号化

nioListener_ftps_dataConnection_secure

trueまたはfalse

true

PROTコマンドを指定していない場合,この項目の指定が有効になります。PROTコマンドが成功した場合は,その指定が有効になります。

trueを指定した場合は,データコネクションを暗号化します。

falseを指定した場合は,暗号化しません。

(凡例)

−:該当する内容はありません。

注※

指定したパスに,「//」,「/./」,「/../」が含まれる場合は,エラーになります。なお,Windowsの場合は,大文字と小文字は区別されません。