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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


付録H.2 文字コード変換UOCを使用するための設定

文字コード変換UOCを使用するために必要な設定について説明します。

〈この項の構成〉

(1) プロパティ(独自定義ファイル)の定義

文字コード変換UOCは,カスタム受付または独自定義ファイルを取得することで,文字コード変換処理を切り分けることができます。ただし,独自定義ファイルが指定できないデータ変換アクティビティや,データ変換APIで文字コード変換UOCを利用する場合は切り分けることができません。独自定義ファイルのファイル名は,必ず「csc_owncodeconvert.properties」にしてください。

独自定義ファイルは,「<キー値>= <指定値>」の形式で指定します。

キー値および指定値には,任意の値を指定してください。

(2) 文字コード変換UOCのjarファイルを使用するための設定

開発環境で作成した文字コード変換UOCを実行環境で使用するには,次の設定が必要です。

(a) クラスパスの追加

J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)にクラスパスを追加する手順を次に示します。

  1. 運用管理ポータルから,[論理サーバの環境設定]を選択します。

  2. サーバビューから,[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<論理サーバ名>]を選択します。

  3. [コンテナ]タブの[拡張パラメタ]にクラスパスを指定します。

    クラスパスは次の形式で指定します。

    add.class.path=<jarファイルのパス>
    <jarファイルのパス>

    文字コード変換UOCのjarファイルを絶対パスで指定します。

(b) jarファイルの登録

J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)にクラス名を登録する手順を次に示します。

  1. 運用管理ポータルから,[論理サーバの環境設定]を選択します。

  2. サーバビューから,[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<論理サーバ名>]を選択します。

  3. [JVM]タブの[プロパティ]にクラス名(パッケージ名を含む)を指定します。

    クラス名(パッケージ名を含む)は次の形式で指定します。

    csc.dt.ownCodeConverter.className=<文字コード変換UOCのクラス名>
    <文字コード変換UOCのクラス名>

    文字コード変換UOC(選択文字コード:CUSTOM)のクラス名を完全修飾名で指定します。