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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


13.3.2 データ型の制御

XML形式のデータをJSON形式のデータに変換する場合,オブジェクト値および配列値は文字列型となります。明示的に数値型,真偽型など,文字列型以外の型でJSON形式の値に変換したいときは,XML形式のデータ要素に属性を指定します。

属性を指定したXML形式のデータをデータ変換で作成するには,属性が定義されたXMLスキーマの作成が必要です。属性が定義されたXMLスキーマは,json-xml-convert.json-type.includeプロパティに「true」を指定することで生成できます。

〈この項の構成〉

(1) データの値の型

XML形式データをJSON形式データに変換すると,オブジェクト値は文字列型として変換されます。文字列型以外にしたいときは,json-xml-convert.json-type.includeに「true」を指定してcscjson2xsdコマンドを実行します。

図13‒4 出力JSON形式データの値の型の制御

[図データ]

参考

json-xml-convert.json-type.includeプロパティで「true」を指定すると,すべての要素に対して属性が付与されます。属性が不要な要素については,XMLスキーマを修正して属性を削除して構いません。

(2) 配列の型

配列要素が1つであるXML形式データをJSON形式データに変換すると,オブジェクトとして変換されます。class属性を指定することで,配列としてJSON形式データに変換できます。

図13‒5 出力JSON形式データの配列の型の制御

[図データ]