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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


10.5.3 変数の更新

変数ビューに表示された変数の値を変更し,ビジネスプロセスに反映します。

変数の型ごとに入力できる値の範囲を次の表に示します。

表10‒5 変数の型ごとに入力できる値の範囲

変数の型

値の範囲

numeric型

java.lang.DoubleのvalueOf(java.lang.String)メソッドで解釈できる値(例:+1,3.14,1e-2d)

boolean型

trueまたはfalse

string型

任意の文字列(例:15インチLCDディスプレイ)

メッセージ型※1

  • XML型の場合

    任意のXML(例:<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><message>Hello</message>)

  • non-XML型の場合※2

    任意のバイナリデータ(例:Hello)

  • any型の場合※2

    任意の形式

注※1

メッセージ型の変数を更新すると,XMLの文字コードは必ずUTF-8になります(UTF-8以外の文字コードを指定してもUTF-8に変換されます)。

注※2

変数の型がnon-XML型およびany型の場合,値は16進数表記で入力してください。

変数の更新には,[値の設定]ダイアログで更新する方法,変数ビューの入力フィールドから更新する方法,および変数ビューの[値]セルから更新する方法があります。

変数を更新する手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) [値の設定]ダイアログで更新する場合

  1. 変数ビューから更新する変数を右クリックし,[値の変更]を選択します。

    [値の設定]ダイアログが表示されます。[値の設定]ダイアログに表示される内容は,メッセージ型の場合とメッセージ型以外の場合とで異なります。それぞれの場合の[値の設定]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.5.3 値の設定ダイアログ」を参照してください。

  2. [値の設定]ダイアログの入力フィールドに値を入力します。

    変数の型がメッセージ型の場合,[保存]ボタンをクリックすることで,入力中の変数の値をファイルに保存できます。また,[読み込み]ボタンをクリックすることで,ファイルに保存した変数の値を入力フィールドに読み込めます。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    入力した変数の値がビジネスプロセスに反映されます。更新した変数のセルが黄色で表示されます。

(2) 変数ビューの入力フィールドから更新する場合

  1. 変数ビューから更新する変数を選択します。

    変数ビューの下部の入力フィールドに,選択した変数の値が表示されます。

  2. 入力フィールドに値を入力します。

  3. 次のどちらかの方法で変数を更新します。

    • [Ctrl]キー+[S]キーを押す

    • 右クリックし,[値の代入]を選択する

    入力した変数の値がビジネスプロセスに反映されます。更新した変数のセルが黄色で表示されます。

(3) 変数ビューの[値]セルから更新する場合

  1. 変数ビューから,更新する変数の[値]セルを選択します。

  2. [値]セルに値を入力します。

  3. [Enter]キーを押します。

    入力した変数の値がビジネスプロセスに反映されます。更新した変数のセルが黄色で表示されます。