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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


9.1 サービスリクエスタ作成の概要

サービスリクエスタとは,業務担当者からの要求を受け付けて,サービスアダプタやビジネスプロセスなどの各HCSCコンポーネントにサービス部品の実行要求を送信するアプリケーションです。サービスリクエスタは,実行環境が提供するインターフェース情報を基に,開発環境で作成し,実行環境に配備して利用します。サービスリクエスタの開発は,Javaのプログラムを開発できる環境で行ってください。

サービスリクエスタの概要を次の図に示します。

図9‒1 サービスリクエスタの概要

[図データ]

サービスリクエスタは,HCSCサーバの標準受付およびユーザ定義受付にサービス部品の実行を要求します。なお,サービスリクエスタが使用するプロトコルによって,要求先は異なります。サービスリクエスタが使用するプロトコルと標準受付およびユーザ定義受付の種類を次の表に示します。

表9‒1 サービスリクエスタが使用するプロトコルと標準受付およびユーザ定義受付の種類

受付

プロトコル

標準受付

同期受付(Webサービス)

SOAP(HTTP)

同期受付(SessionBean)

RMI-IIOP

非同期受付(MDB(WS-R))

WS-R

非同期受付(MDB(DBキュー))

  • Reliable Messaging独自のプロトコル

  • JMS

ユーザ定義受付

同期受付(Webサービス)

SOAP(HTTP)

注意事項

運用時の処理の流れを考慮して,サービスリクエスタを開発する必要があります。また,障害発生時にすぐに対策できるように,よく理解した上でエラー処理を作成する必要があります。

詳細については,次の個所を参照してください。