Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


7.15.22 CustomObjects(カスタムファンクション)

カスタムファンクション(custom)を定義します。

カスタムファンクションで指定するクラスと引数にはコメントが存在します。ただし,Excelを利用したマッピングではこれらの項目のインポートはサポートしません。

パッケージとクラスは別々に定義し,マッピング定義エディタの画面上では「クラス」の項目にExcelで定義した「パッケージ+クラス」の値を設定します。

〈この項の構成〉

(1) 定義項目

定義項目を次の表に示します。

表7‒47 CustomObjects定義項目

項目名

定義内容

定義できる値

補足説明

Name

ファンクション名

NCName型の値

定義できる値については,「7.15.25 同一のName要素を複数行に定義できるオブジェクト」を参照してください。

Jar

JARファイル

100文字以内のNCName型の値

同じName内で1つだけ定義できます。※1

Package

パッケージ

255文字以内のNCName型の値

同じName内で1つだけ定義できます。※1

Class

クラス

100文字以内のNCName型の値

同じName内で1つだけ定義できます。※1

Method

メソッド

100文字以内のNCName型の値

同じName内で1つだけ定義できます。※1

メソッド名だけを設定し,後ろの"()"は付加しません。

ReturnType

戻り値の型

"String"または"NodeList"だけ

同じName内で1つだけ定義できます。※1※2

Argument

引数

100文字以内のNCName型の値

同じName内で複数定義できます。※3※4

ArgumentType

引数の型

"String"または"Object"だけ

同じName内で複数定義できます。※2※3※4

Input

入力値

7.13.2 マッピング定義の設定」を参照

同じName内で複数定義できます。

値は,定義された順にリストに設定します。

注※1

変換ファンクション定義項目(Jar,Package,Class,Method,ReturnType)を指定する場合は,同じName内の先頭行で必ず指定します。同じName内の先頭行以外は,先頭行と同じ値または空を指定します。

注※2

ArgumentTypeが"String"の場合,ReturnTypeは"String"だけ定義できます。

注※3

同じ行の中で,引数項目(Argument,ArgumentType)のどれか1つでも設定した場合は必須項目です。

注※4

引数は,定義された順にリストに設定します。

(2) 定義例

定義例を次の図に示します。

図7‒95 CustomObjects定義例

[図データ]