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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


7.5.18 指定した値を代入する

マッピング先に指定した値を代入します。指定できる値を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 使用するファンクション

マッピング先に,指定した値を代入するには,定数ファンクションを使用します。定数ファンクションに指定した値は,複数のマッピング先に代入できます。定数ファンクションにはマッピング元がありません。したがって,定数ファンクションの値がそのままマッピング先に代入されます。定数ファンクションの使用例を次の図に示します。

図7‒19 定数ファンクションの使用例

[図データ]

(2) 設定手順

マッピング先に,指定した値を代入する手順を次に示します。

  1. パレットから定数ファンクション(const)を選択して,マッピングビューアに配置します。

  2. マッピング線を設定します。

  3. 次のどちらかの方法で[定数]ダイアログを表示させます。

    • 定数ファンクションを右クリックして,[設定]を選択します。

    • 定数ファンクションをダブルクリックします。

    [定数]ダイアログが表示されます。

    [定数]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.41 定数ダイアログ」を参照してください。

  4. マッピング先に代入する値を指定します。

    • 文字列を指定する場合

      [文字列]ラジオボタンを選択し,[値]に代入する値を指定します。

    • 数値を指定する場合

      [数値]ラジオボタンを選択し,[値]に代入する数値を指定します。

    • 論理値を指定する場合

      [論理値]ラジオボタンを選択し,[論理値]欄で[真]または[偽]を選択します。

    • 特殊ノードを指定する場合

      [特殊ノード]ラジオボタンを選択し,[値]欄で[ノード出力なし]または[空ノード]を選択します。

      参考

      空文字列を指定したい場合

      手順4で[文字列]ラジオボタンを選択し,[値]に何も入力しなければ空文字列が設定できます。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

注意事項
  • 特殊ノードを指定する場合,マッピング先には変換先ノードを指定してください。

  • 特殊ノード以外を指定する場合,マッピング先には複合型ノード以外のノードを指定してください。

  • 特殊ノードでノード出力なしを指定した場合,マッピング先には最小出現回数が0回の変換先ノードを指定してください。

  • すべての子要素の最小出現回数が1回以上に設定されているchoice要素にマッピングする場合,特殊ノードの空ノード以外を指定してください。

  • 最小出現回数が1回以上に設定されている子要素を持つ要素(choice要素以外)にマッピングする場合,特殊ノードの空ノード以外を指定してください。