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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説


7.1.1 JP1/IMとの連携による障害検知

システムで発生した障害をJP1イベントによって集中管理することができます。サービスプラットフォームではJP1/IM - Managerと連携し,システムで発生した障害を検知して,障害メッセージをJP1イベントとしてJP1へ通知できます。また,JP1/IM - Viewでは,JP1/IM - Managerのホストに接続して,実行環境から発行されたJP1イベントを表示できます。JP1イベントとして発行されるメッセージは,ユーザの環境に合わせてカスタマイズできます。

どの障害が発生した場合に,どのメッセージが通知されるかをあらかじめ設定しておくことで,JP1/IM - Viewで表示されるメッセージログを監視して,障害発生時の障害の種類や原因などの調査を簡略化できます。

JP1/IMと連携した障害監視の概要を次の図に示します。

図7‒1 JP1/IMと連携した障害監視の概要

[図データ]

  1. Management Serverで,JP1/IMで監視するJP1イベント発行を設定します。

  2. 実行環境で発生した障害のメッセージがJP1イベントに変換されます。

  3. JP1/Baseを使用して,システムで発生した障害のメッセージがJP1イベントとして発行されます。

  4. JP1イベントがJP1統合運用管理環境に転送されます。

  5. JP1統合運用管理環境に転送されてきたJP1イベントが,JP1/IM - Managerによって収集されます。

  6. 統合コンソールからJP1/IM - Viewを使用し,JP1/IM - Managerに接続して,JP1イベントの詳細を確認できます。